【Road to ONE02】青木vs世羅はドロー、「このイベントをやってくれた●●●●、ありがとう!」(青木)
【写真】青木が世羅のクローズドガードの中に収まる展開が6分は続いた(C)MMAPLANET
<グラップリング・ライト級(※77.1キロ)/10分1R>
青木真也(日本)
Draw.
世羅智茂(日本)
自ら座って引き込む世羅。青木もそれに付き合い、ハーフの世羅の腰を抑える。
世羅は青木の手を両手で持ち、青木は上体を固めてトップポジションをキープする。インサイドガードの青木は世羅の頭を金網側に移動させ、上体を起こして攻めの一手をうかがう。世羅は金網側から脱出しようとするが、青木はそれをさせない。青木は上体を密着させ、腰をコントロールして展開を変えようとするが、世羅のガードは固い。このまま青木もガードを割っていくことなく、手首を掴んで抑える状態が続く。
残り3分、世羅はヒジを使って青木の顔を突き放し、ニーシールドハーフへ。青木は足を抜きに掛かると、世羅がクローズドへ戻す。さらに1分が進み、世羅が再びハーフとなり、今度は潜って右足を取る。青木は足首を捌くが、世羅は身体を回転させて左足を取る。
ここも抜いた青木が振り返ると、世羅はクローズドに。腰を上げた青木に対し、世羅はガードポジションから腕十字を狙う。さらにリバースデラヒーバから、回転しつつ世羅が足を取りに行く。後方回転した世羅は、青木が足を抜くと立ち上がってスクランブル。
跳びつきガードからギロチンを仕掛けた世羅の背中をマットにつけさせた青木。受けの姿勢で、最後も青木はインサイドガードで抑えタイムアップに。時間切れドローとなった。
試合後、苦笑いを浮かべたマイクを持った青木は「俺はいつ死んだっていいんだよ! いつ格闘技を辞めたっていいんだよ! 負けたくねえ? 死にたくねえ? だったらずっと家にいろよ! 生きるってことはそういうことじゃねえんだよ。日々嫌なことと戦うんだよ! このイベントをやってくれた●●●●なやつらに一言だけ言っておく、ありがとう!」と思いのたけを語った。