【ADCC2019】無差別級─06─ブシェシャがアリーをRNCで一蹴!! 決勝は夢の✖ゴードン・ライアン戦へ
【写真】ブシェシャの勝ち上がりに柔術家✖グラップラーという、最高の決勝戦が実現することに (C)SATOSHI NARITA
9月28日(土・現地時間)と29日(日・同)の2日間、米国カリフォルニア州アナハイムにあるアナハイム・コンヴェンション・センターでアブダビコンバットクラブ(ADCC)主催の世界サブミッション・ファイティング選手権が行われた。
2年に1度、ノーギグラップリング世界最高峰となるこの大会のプレビュー29弾は2019年グラップリングの頂点への一里塚=無差別級準決勝からブシェシャ✖モハメッド・アリーの一戦の模様をお伝えしたい。
Text by Isamu Horiuchi
<無差別級準決勝/10分1R+ExR5分>
マーカス・アウメイダ(ブラジル)
Def. by RNC
モハメッド・アリー(ブラジル)
2012年から負傷敗退となった2016年を除きムンジアル最重量級=ウルトラヘビー級王座に君臨するブシェシャことアウメイダと、昨年のムンジアル・スーパーヘビー級王者にして、今年準優勝のアリーの重量級対決。
引き込んだブシェシャは、潜ってのスイープや足関節等流れるような攻撃を繰り出してゆくが、アリーも迅速に対処して上をキープ。とても超重量級の両者とは思えないテクニカルにしてスピーディーな攻防が続いた。
残り4分を切った頃、ブシェシャはシッティングガードからディープハーフで潜って煽ると、アリーの股間を潜ってボディロックを作ってバックに。
そのままブシェシャは逃げようとするアリーの背中に飛び乗り、右腕を巻き込む形でフックを入れて、すぐさまチョークを極めてみせた。
かくして決勝戦は、現在ノーギグラップリング世界最強ライアンと、地上最強の競技柔術家ブシェシャによる頂上決戦が実現することとなった。