【Bellator230】向いてない?? ヘスティ・カラケス、スタンドでも劣勢でズブコに判定負け。MMA2連敗
<243ポンド契約/5分3R>
ドロゴス・ズブコ(モルドバ)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ヘスティ・カラケス(オランダ)
身長のある両者、長身のカラケスに対してズブコはローをキャッチし右を打ち込んでいく。下になったカラケスは転がるようにキャンバス上を動いて、殴られながら立ち上がる。このままズブコをケージに押し込んだカラケスはボディロックテイクダウンを防ぎ、ブレイクに持ち込む。積極的に左右のフックからヒザを見せて組みついたズブコ。カラケスはオーバーフックで受け止め、顔を押して体をずらしていく。
ケージ中央でも倒れなかったカラケスは、打撃の時間で荒いパンチを繰り出すズブコに攻勢に出ることはできないもののテイクダウンを許さない状況が続き、残り1分へ。ついにボディロックテイクダウンを許したカラケスは、背中を譲って立ち上がり離れることに成功する。フックからすぐに組みつくズブコ、カラケスがヒザヲボディに入れたところで初回が終わった。
2Rも序盤からクリンチの攻防となり、金網に押し込まれたズブコが体を入れ替える。カラケスが押し込み返すが、左フックを被弾する。さらに左フックを受けたカラケスは、打撃戦を避けて組みにいき、バランスを乱す。下になったカラケスはサイドで抑えたズブコがクルスフィックス&左のパンチを顔面に入れる。カラケスは左腕をさして立ち上がるが、打撃戦で圧されクリンチに持ち込まれる。それでもヒザを返すカラケスだが、攻撃の幅が広いMMA挑戦で、その持ち味を失ったような戦いが続いた。
最終回、右ローを蹴るカラケス。ズブコは疲れたか、動きがない。と思いきや、ローにロングフックを振るうズブコが前に出る。しかし、カラケスが右フックを当ててダウンを奪う。亀のズブコにパンチを入れたカラケスだが、シングルから立ち上がれられズブコがパンチをまとめていく。右をオーバーハンド、左フックを振るうズブコに対し、カラケスは本職で攻勢に出ることができないばかりか、接近戦でもクリンチアッパーを被弾してクリンチを選択する。
ズブコがケージに押し込み返し時間が過ぎる。ズブコも打撃で攻勢に出ながら、クリンチを続ける。これで逃げ切れると思ったうえでの選択か。そのまま試合終了となり、ズブコが判定勝ちを収めカラケスはMMA2連敗となった。