【UFN158】側転、バック宙スタンプ、四次元MMAで沸かしたペレイラは即失速、判定でコネリーに敗れる
<172ポンド契約/5分3R>
トリスタン・コネリー(カナダ)
Def.3-0:29-27.29-27.29-28
ミシェウ・ペレイラ(ブラジル)
体重オーバーだったペレライは左右に動いて前蹴りから、ケージを蹴ってスーパーマンパンチ。下がったコネリーに対し、側転からバック宙で距離を詰めケージを蹴って追いかける。続く飛びヒザはコネリーの頭上を通過し、観客席が異様に盛り上がる。ノーガードでコネリーのパンチに反応し、ダブルレッグを切ったペレイラは既に肩で息をしている。
シングルでケージにペレイラを押し込んだコネリーが、クリンチで削りに掛かる。離れ際に左エルボーを被弾したペレイラが前転しながらカカト落とし、続いて飛びヒザへ。左ボディ、ヒザを見せるペレイラは続いてカポエイラ的なフェイクからヒザ蹴り、振りの大きな左フックを放ちダブルレッグへ。コネリーが背中をつけると、立ち上がったペレイラが背中を見せてバック宙でダブルスタンプ!! まさに自分のできることを全てつぎ込み、消耗していくペレイラはコネリーの立ち上がり際のダブルレッグにギロチンを合わせる。
すぐに頭を抜いたコネリーが右のパウンド、パスからサイドへ。ペレイラは足戻し下で耐える展開に。マウントを取られた直後に腰を押し、スタンドに戻ったペレイラは左ボディ。コネリーが左フックを返し、ギロチンから後方回転。さらに正面からギロチンを仕掛けるもペレイラが頭を抜き初回が終了した。
インターバルでコーナーを間違ったペレイラは、2Rに入ると派手な動きを押させてキックボクシング勝負へ。左ボディを引き続き入れ、コネリーのテイクダウン狙いをダースで止める。スタンドに戻るとスタミナで優るコネリーが前に出る。ヒザ蹴りを顔面に入れたペレイラだがコネリーは下がらない。首相撲で崩し左右のフックのコネリー、ペレイラもヒザを返すが、完全に体の軸が乱れてしまっている。
テイクダウンを切ったコネリーだが、右オーバーハンドにダブルレッグを許しペレイラに休む時間を与えてしまう。コネリーの三角狙いを防いだペレイラはガードのなかで細かいパンチを落とし、キムラを耐える。コネリーも立ち上がることができず、ペレイラのトップが2分続いた。
最終回、左フックから右ローを入れてコネリー。続くダブルレッグを切ったペレイラケージにコネリーを押し込む。コネリーのギロチンに自ら背中をつけてエスケープしたペレイラは打撃で圧される展開となり、ダブルレッグを潰されバックを許しそうになる。引き込んだペレイラはスタミナを無くした選手の負のスパイラルにはまる。レッグドラッグも正対して足をきかせたペレイラだが、コネリーは足を抜いてハーフで抑える。
2Rとは逆にコネリーのトップが続き、左のパンチを連打するシーンも。最後は上体を起こして勢いのあるエルボー、パンチを落としたコネリーが終盤はペレイラを圧倒しタイムアップに。結果、3-0でコネリーに凱歌が挙がった。四次元MMAはペレイラの持ち味、しかしコンディションを整え、パフォーマンスで魅せた上でMMAで勝利しないと賑やかせに終わってしまうだろう。