【UFC240】ヴィヴィアニ・アロージョ、オクタゴン2戦目はフライ級=アレクシス・デイヴィス戦
【写真】UFC2戦目はデイヴィスと相対することとなったヴィヴィ・アロージョ (C)PANCRASE
27日(土・現地時間)、カナダはエドモントンのロジャー・プレイスでUFC240「Holloway vs Edgar」が開催される。メインはUFC世界フェザー級王者マックス・ホロウェイにフランキー・エドガーが挑み、日本の堀江圭功でオクタゴン初陣を戦う今大会では、堀江より一足先にパンクラスからUFCデビューを果たしたヴィヴィアニ・アロージョも出場する。
パンクラスにおける三浦彩佳、藤野恵美との2試合で圧倒的な強さと試合巧者ぶりを見せ、ストロー級QOPに君臨し、ヴィヴィの愛称で親しまれたアロージョ。彼女は5月のUFC237で10日前にバンタム級でオファーを受けUFC初戦をタリタ・ベルナルドと戦った。序盤から日本で見せたようにスピード豊かな打撃戦を展開し、組みでも試合をリードしたが、2Rには急遽2階級上での出場の影響がモロに出て、動きが明らかに落ちてしまう。
それでも3Rに右オーバーハンドを決め、TKO勝ちを決め──勝利者インタビューでストロー級に戻ると宣言していたヴィヴィだが、今回はフライ級でデイヴィスと戦うことに。デイヴィスはUFC在籍6年で、オクタゴン戦績は6勝4敗。5年前の7月にはロンダ・ロウジーの持つUFC世界女子バンタム級王座に挑戦経験もあり、フライ級が新設されるとベストの階級ができたと再び世界に照準をしぼった。しかし、リズ・カモーシェに勝利もその後は2連敗を喫し後がない状況でヴィヴィ戦を迎える。
柔術黒帯のデイヴィス、打撃も十分に使いこなすかヴィヴィとは勢いが違う。デイヴィスとしては打撃と組みのコンビネーションでヴィヴィを削りたいところだ。対してヴィヴィは離れて右ジャブ&ロー、近距離ではヒザや右で迎え撃ちたい。スイッチヒッター&有効なパンチはほぼ右とヴィヴィが、デイヴィスのタイミングでテイクダウンを許さないだけ、打撃戦でリードできれば、組みから寝技の展開も優位に進めることができるはず。結果、オクタゴンでも早々にフライ級タイトルが視野に入れことになるだろう。
■ UFC240対戦カード
<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
【王者】マックス・ホロウェイ(米国)
【挑戦者】フランキー・エドガー(米国)
<女子フェザー級/5分3R>
クリス・サイボーグ(ブラジル)
フェリシア・スペンサー(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ジョフレイ・ニール(米国)
ニコ・プライス(米国)
<ウェルター級/5分3R>
オリヴィエ・オバメルシエ(カナダ)
アルマン・ツァルキャン(アルメニア)
<ミドル級/5分3R>
クリシュトフ・ヨッコ(ポーランド)
マフクアンドレ・バリユー(カナダ)
<女子フライ級/5分3R>
アレクシス・デイヴィス(カナダ)
ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
ハキーム・ダラドゥ(カナダ)
堀江圭功(日本)
<フェザー級/5分3R>
ギャビン・タッカー(カナダ)
チェ・スンウ(韓国)
<フライ級/5分3R>
アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)
デイヴィソン・アルカントラ(ブラジル)
<女子フライ級/5分3R>
ギリアン・ロバートソン(カナダ)
サラ・フロタ(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
カイル・スチュアート(米国)
エリック・コク(米国)
<ヘビー級/5分3R>
ジアコモ・レモス(ブラジル)
タナー・ボーザー(カナダ)