【No Gi】皇帝降臨の翌日、ジョシュが柔術世界王者に
8日(日・現地時間)、カリフォルニア州ロサンゼルス・ロングビーチのUCLAロングビーチ校ピラミッドで開催されたノーギ柔術の最高峰、THE WORLD NO-GIチャンピオンシップでは、ペサディシモ級に出場したジョシュ・バーネットが優勝を果たした。
ジョシュの決勝の相手はハウフ・グレイシーの黒帯ブルーノ・パウリスタ。引き込んでジョシュの首を引き寄せ、ハイガードから三角、ヒザ十字のフェイントから腕十字を狙うなど、小柄なパウリスタが積極的に仕掛ける。
ジョシュはそれらの攻撃を察知し、劣勢になることはないが、クローズドガードをなかなか解けず、またオープンになっても片ヒザをついた状態でパスを狙うが、パウリスタに足を戻されてしまう。
それでも機会があれば、股を割り、ヒザで強いプレッシャーを与えたジョシュ。結局10分間の試合で両者ともポイントもアドバンテージ(=ニア・ポイント)もなく、主審と二名の副審の協議によって勝敗は決することに。
結果、レフェリーはジョシュの左手を挙げ、優勝が決まった。一瞬、意外そうな表情を見せたジョシュは、そのままパウリスタを肩に乗せて場内をグルリと一周。微妙な裁定とはいえ、ジョシュが初めて出場したノーギ柔術世界大会の頂点に。大会前夜、皇帝ヒョードルがCBSライブ中継・全米ネットで派手な活躍をしたのとは、対象的にヒッソリと格闘技界での復帰戦を飾った。