【ONE90】ビビアーノも東京大会に。因縁のラカイファイター=世界バンタム級王者ベリンゴンに挑戦
【写真】非常に微妙な裁定だった昨年11月のビビアーノ✖ベリンゴンII(C)ONE
27日(月・現地時間)、チャトリ・シットヨートンONE Championship CEO兼会長が自らのSNSで3月31日(日)に墨田区・両国国技館で開催されるONE90「A New Era」で、ONE世界バンタム級戦選手権試合=王者ケビン・ベリンゴン✖挑戦者ビビアーノ・フェルナンデスの一戦を組むことを明らかとした。
ONE日本大会の開催が決まった時に、真っ先に出場をアピールしていたビビアーノの5年3カ月振りの日本登場が決まった。チーム・ラカイ所属のベリンゴンとは2016年1月にチャンピオンとして挑戦を受け、キムラで一本勝ちを収めたビビアーノだが、昨年11月の再戦で敗れ5年保持したベルトを手放している。
ダイレクトリマッチに関して、チャトリCEOは両者が織り成す三部作の最終章と位置付けている。1度ダウンを喫したものの腕十字でニア・フィニッシュを2度演出していたビビアーノにとって、前回の敗北はどのように消化できているのか。また王者と違うチャレンジャーという立場で日本の地を踏むビビアーノには──成熟ぶりが際立ってきた最近の戦い方とは違い、ハングリーかつ野性味に溢れ、一本への嗅覚がより研ぎ澄まされていることに期待したい。
また8日間で2つのベルトを失った最強ラカイは、日本大会でライト級王者エドゥアルド・フォラヤンとベリンゴンが揃い踏みを果たす。東京でベルトを全て失うという最悪の事態も考えられる。この状況下でベリンゴンもまた、綿密に計算されたONE裁定を考慮した現状のラカイの戦いの枠から一歩、二歩と踏み出して、倒すファイトを展開する可能性も十分にある。
またスーパーシリーズ・ムエタイでロッタン・ジットムアンノンが出場することも併せて公とされた。
東京大会は前述したように世界ライト級選手権試合フォラヤン✖青木真也、オンラ・ンサン✖長谷川賢の世界ミドル級選手権試合。さらにONE世界女子ストロー級王者シィォン・ヂィンナンに女子アトム級王者アンジェラ・リーが挑戦するなど、3階級の世界戦が決定済みであった。ここにベリンゴン✖ビビアーノが決定したことで、4試合もの5分✖5R戦が組まれることとなった。
■ONE90発表対戦カード
<ONE世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
[挑戦者]青木真也(日本)
<ONE世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者]シィォン・ヂィンナン(中国)
[挑戦者]アンジェラ・リー(米国)
<ONE世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]オンラ・ンサン (米国)
[挑戦者]長谷川賢(日本)
<ONE世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
[挑戦者]ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
<ONEフライ級ワールドGP 1回戦/5分3R>
デメトリウス・ジョンソン(米国)
若松佑弥(日本)
<ONEライト級ワールドGP 1回戦/5分3R>
エディ・アルバレス(米国)
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
<キック・ライト級/3分3R>
ヨーセングライ・IWE・フェアテックス(タイ)
アンディ・サワー(オランダ)