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【UFC232】ジョン・ジョーンズがグスタフソンをパウンド葬。Lヘビー級王座を奪還&コーミエーを挑発

<UFC世界ライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
ジョン・ジョーンズ(米国)
Def.3R2分02秒by TKO
アレクサンダー・グスタフソン(スウェーデン)

試合がスタートしても、しばらく座った状態だったJJ。ゆっくりと前に出ていたグスタフソンに組みつくが、すぐに離れる。続くコンタクトで、組んだJJのヒザがグスタフソンの急所に入る。再開後、JJは左ロー、続く左フックをかわしたグスタフソンがヒザをボディに突き刺す。

JJは前蹴り、左ジャブ、グスタフソンは左ジャブから圧力を高める。JJが左リードエルボーを当て、蹴りを交えてテイクダウンを狙う。ここから3度に渡りテイクダウンを防いだグスタフソンはスーパーマンパンチから、右ショートを放つ。さらに足払いなど、細かい技を交えて戦うグスタフソンが右ストレートを届かせる。JJが左ミドルを蹴り込んだところで初回が終わった。

2R、左ストレート、左ローを放つJJ。さらに左ミドルを当てるなど、初回よりスピードに乗った攻撃を見せる。しかし、続くニータップからダブルレッグの仕掛けを切ったグスタフソンが、左ボディフックを打ち込む。さらにワンツーを入れたグスタフソン、JJはテイクダウンを切られることでリズムに乗れないか。と、アイポークがあったというJJのアピールで試合が中断する。リスタート後、前に出てパンチを纏めるグスタフソンが、左ジャブをクリーンヒットさせる。

右エルボーも見せたグスタフソンは、スイッチを織り交ぜJJを混乱させようとする。下がりながら攻撃ができるのがJJの強味だが、ただ回る場面が目立つ。それでも左ローから左ハイを当て、左ミドル、そしてスイッチしてエルボーからのワンツーとJJも反撃に移る。最後の後ろ回し蹴りは距離が合わなかったが、後半を盛り返したJJだった。

3R、ステップインして左フックを当てたグスタフソンだったが、直後にダブルレッグを許しヒジを顔面に落とされる。ハーフで抑え、エルボーを入れるJJは、グスタフソンが立ち上がるのを潰し、パスを決める。クスルフィックスで抑えられエルボーを顔面に受けたグスタフソンが、顔を背ける。ここでJJがハーフネルソンにとりグスタフソンを腹這いにさせると同時に、バックマウントを完成させる。

背中が伸びたグスタフソンの頭部にパンチを集中され、レフェリーが試合をストップ──一気に勝負は決しJJがTKO勝ち、UFC世界ライトヘビー級王座に返り咲いた。

「DC、チャンプ・チャンプを証明しないか。俺はここにいる。ベルトを取り返しに来いよ」と世界ヘビー級王者ダニエル・コーミエーを挑発した。


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