【UFC232】新鋭ルイスの勢いに負けず、圧力高めたホールが右フックのカウンターで逆転KO勝ち
<ミドル級/5分3R>
ユライア・ホール(ジャマイカ)
Def.3R1分32秒by KO
ベヴォン・ルイス(米国)
ロー、ワンツーで前に出るルイス。続いて前蹴りをアゴに届かせ、パンチからヒザ、首相撲に。ここからルイスはヒザだけでなくエルボーを打ち込む。距離を取ったホールが左ジャブを伸ばすが、ルイスは構わず前に出る。互いに関節蹴りを見せると、ホールは後ろ回し蹴りを繰り出そうとする。距離が合わず、足を上げるのを止めたホールに対し、ルイスは右を当てる。
ホールはボディにスピニングバックキックを放つも、当たりは浅い。それでもホールは左ジャブから距離を掴んだのか、ルイスに序盤のような勢いが見られなくなる。それでもホールの蹴りをキャッチし、バックに回ってパンチを放ったルイスが初回を取った。
2R、遠めの距離で蹴りを交換する両者。ホールが左ジャブ、ルイスが右オーバーハンドを繰り出す。パンチを見せてから飛び込むように右ハイを狙ったルイスに対し、ホールがスピニングバックキックを返す。左ハイでバランスを崩したホールのバックを取ったルイスが、腿にヒザを連続で突き刺す。
ルイスは離れると右ハイ、右前蹴りを繰り出す。ホールは負けじと後ろ回し蹴りをボディへ入れる。下がり始めたルイスに右を当てたホールだが、ポイントの挽回には至らなかったか。
最終回、ローの蹴り合いからホールが左ジャブを伸ばす。ワンツーを返して組みついたルイスが、ホールをケージに押し込む。ルイスは右エルボー、ボディを入れて離れる。途端に圧力を高めるホールは、ルイスの右に右フックを合わせる。この一発でマットに大の字になったルイス。コンテンダーズシリーズ出身の新鋭の勢いを跳ね返したホールは、力強く右の拳を振り上げた。