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【UFC231】足を使ったファイトで、アライアス・セオドロが前に出るアンダースからスプリット判定勝ち

<ミドル級/5分3R>
アライアス・セオドロ(カナダ)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
アリク・アンダース(米国)

サウスポーのアンダースが距離を詰める。セオドロは首相撲からヒザを見せ、アンダースがフックを打つ。離れたアンダースに対し、セオドロは左右に動きながらローやミドルを遠い位置から繰り出す。ワンツー、右ミドルと当てるファイトのセオドロに対し、アンダースはヒザ蹴りをボディに突き上げる、セオドロはローを入れ、前に出て来たアンダースに組みつきワキを潜ってバックに回る。後方からヒザを当てて離れたセオドロは変わらず左右に回りながらローを蹴っていく。

追いかけストレスのためるファイトのアンダースは、蹴り足をキャッチして組みつくがセオドロがヒザを逆に蹴る。終了間際にボディストレートを当てたアンダースだが、ラウンドを落としたか。

2R、直ぐに距離を詰めヒザ蹴り、左フックを放ったアンダース。ここもセオドロはケージの前を左右に回りながら、当てて離れるファイトを続ける。アンダースは左ストレートを当ててクリンチへ。差し返し、蹴ってきたセオドロの足をキャッチして左のパンチを2発打つ。左のパンチ、蹴りで前に出るアンダースだが、軸足払いでバランスを崩される。すぐに立ち上がったアンダースは右ジャブ、左のパンチでプレッシャーをかける。セオドロは回って右ミドル、アンダースが正面から前に出てくると蹴りを見せて離れる。アンダースはひたすら左を振って前に出ると、フック、そしてストレートを打ち込む。

足にきたアンダースはフットワークを駆使するも、左を再び被弾し口が開くように。左ストレート2発、アッパーでついに崩れたセオドロは立ち上がってサークリングを続けるも左ストレートを被弾してダウン。すぐに立ち上がりパンチ、蹴りを放つセオドロだったが、ここはお株を奪うかのようにサンダースが距離を取った。

最終回、セオドロのサークリングに対し、余裕を持って構えるようになったアンダースは細かい攻撃を貰わず左を放っていく。前に出る機会も増えたセオドロがアイポークをアピールし試合が一時中断する。再開後、左フックを振るったアンダースに対し、セオドロがヒザをボディに入れる。右ローに左フックを合わせたアンダースがワンツーを当て、セオドロの攻撃をステップバックでかわす。

残り1分、アンダースも距離を測りつつパンチを出すと2Rのような攻勢は見られなくなっている。蹴り足をキャッチし、パンチを見せて離れたセオドロがチョッピング・バックフィストという目くらましのような攻撃を繰り出し、手数は取り戻す。最後まで自分を貫いたのはセオドロだが、決して見た目の良いファイトではなかった。

ジャッジはスプリットに割れ、セオドロに凱歌が挙がった。


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