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【KSW46】サラディーヌ・パルナス、軽快&堅実に元王者ロゼクから3-0の判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
サラディーヌ・パルナス(フランス)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
マルチン・ロゼク(ポーランド)

キャリア11勝1分けのパルナスが、サウスポーの構から飛び込むように左ストレートを伸ばす。ロゼクは左ローに続き右ロー、そして左ジャブを放つ。頭を振ってかわすパルナスは右ミドルと右をかわすが、続く右ストレートを被弾し即ダブルレッグでテイクダウンに成功する。スクランブルでアックに回ったパルナスは後方からヒザを腿に入れ自ら尻餅をつくと、バックマウントを完成させる。

ロールしてスクランブルへ持ち込んだロゼックが胸を合わせる。離れたパルナスは左ミドル、テイクダウンを切りケージ際のクリンチ戦へ。押し込まれた状態から離れたパルナスは右を当てて組みつくとバックに回り、再び尻餅をついてバックマウントへ。フックに拘らずバックコントロールに転じたところで初回が終わった。

2R、すぐにケージ際の攻防になりロゼックがパルナスを押し込む。2度体を入れ替えかえた両者が離れる。残り3分を切ったなか、組みついたパルナスはバックへ。ロゼクが胸を合わせてくると一度は離れたものの、試合はすぐにケージ際でのクリンチ合戦に。左を押っつけるロゼクに対し、パルナスが距離を取り直す。直後に左フックをテンプルに入れ、右アッパーの追撃でダウンを奪ったパルナスは後方からパンチを連打し、バックマウントへ。パンチを続けたパルナスが、残り10秒を動かないで過ごし、試合は最終回へ。

3R、すぐに組み合った両者。ロゼクがパルナスをケージに押し込む。ブレイク後、左ハイを放ったパルナスは、前に出て来たロゼクに左ショートアッパーを突き上げる。体の軸がなくなってきたロゼクは左ミドルにテイクダウンを合わせる。ハーフバタフライで背中をつけたパルナスは立ち上がるとワンツー、ロゼクが左フックを返す。ロゼクのテイクダウン狙いを切ったパルナスが、ケージにロゼクを押し込む。残り30秒で逆にケージに押し込まれたパルナスは、再び体を入れ替えてヒザ蹴りを入れたパルナスはロゼクの反撃を許さず判定勝ち。軽快かつ堅実な動きで元フェザー級王者を下し、キャリア12勝目を挙げた。


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