【UFC103】ミラー、ロペスの脱臼で消化不良のTKO勝ち
■第6試合 ライト級/5分3R
ジム・ミラー(米国)
Def.2R0分48秒/負傷TKO
スティーブ・ロペス(米国)
【写真】スティーブ・ロペスの負傷がなくとも、序盤から攻勢だったジム・ミラー。ライト級トップ集団につける実力は十分にある (C) ZUFFA
サウスポー・ライト級対決は、打撃の交換から始まった。上背でミラーを上回るロペスは、ヒザを見せつつやや遠い距離からパンチを振るう。ミラーが踏み込んで放つフックで、姿勢を乱したロペス。打撃戦が続くとミラーは左フックでダウンを奪った。
立ち上がろうとしたロペスをギロチンで捉えたミラー。完璧に入ったように見えたが、ロペスが首を引き抜く。ならばとニアマウントを奪ったミラーは、ガードに戻されてからも勢いのあるパウンド&エルボーを落としていく。
ロペスはクローズドから腕をフックしたまま1Rを終えようとしたが、ミラーはここで足関節を狙うなどアグレッシブな姿勢を見せ、初回を終える。
2R、右ジャブを伸ばすロペスに対し、ミラーが左ローから距離を詰めてフックを振るう。と、ここでロペスが左肩を抑え、距離を取りながら試合続行不可能を伝える。左ジャブを放った際に、脱臼してしまったロペス。ミラーにとって消化不良な勝利となったが、アクシデントまでの間に見せた攻撃は、今後の活躍を十分に期待させるものだった。