【DWTNCS S02 Ep07】粗い展開のなか、左エルボーでサイプを大流血に追い込んだメイスがTKO
<ヘビー級/5分3R>
ドンテイル・メイス(米国)
Def.2R4分49秒by TKO
ミッチェル・サイプ(米国)
僅かキャリア4勝でタチパレス・ファイトのヘビー級王者となったサイプが、昨年の同シリーズで敗北を喫しているメイスと対戦。試合開始直後の右フックが空振りになるなど、力が入り過ぎているのが、パンチ、テイクダウン狙いでサイプが何度も足滑らせる。そんなサイプに左を入れるメイスは、左ローにも左フックを合わせていく。
とにかく攻撃が粗いサイプは、頭を下げてフックを振り回し、ジャブや左エルボーを被弾する。と、メイスは飛びヒザを繰り出し、そのまま組まれてテイクダウンを奪われる。サイプは頭を押さえてメイスに背中をマットにつかせるとエルボー、スクランブルのなかでもパンチを打ちつける。
立ち上がったメイスにローを蹴り、左を当てたサイプ。メイスは既にスタミナを切らしてきたか、動きは粗くなる。ここでサイプの左ローが急所に当たり、試合が中断する。再開後、両者が頭から突っ込み、この試合で何度か見られたヘッドバッドを繰り返す。組んだサイプがケージにメイスを押し込むとヒザ蹴り、離れたところで左ハイを蹴り込む。
体が揺れたメイスに頭から突っ込んで頭を当てたサイプだが、レフェリーが注意を与えない。右フックからシングルレッグを狙ったサイプに対し、メイスがエルボーを落としたところで初回が終わった。
2R、サイプが距離を詰めて右ハイ、飛びヒザと積極的な攻めを見せる。メイスは待ちの態勢となり、カウンターを狙うも左を被弾しケージに押し込まれる。左エルボーを入れて離れようとしたメイスを追いかけたサイプも、また動きが落ちている。この回も頭が何度となく当たる両者、軸がなくなっている証だ。
そのヘッドバッドでなくメイスの左エルボーでサイプが左目尻をカットし、大量の流血に見舞われる。ドクターチェックが入り、試合がリスタートすると左を受けたサイプは、シングルレッグを切られてバックを許す。亀で頭を抱えパンチを打たれるサイプが、ガードを取る。
サイプのニーシールドは潰され、左のパンチを連打される。マウントに移行したメイスがエルボー、パンチを打たれるままとなりレフェリーが試合を止めた。