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【UFC226】序盤はジャブを被弾も、アジャストしたボハンチーニャがユライア・ホールに打ち勝ちKO

<ミドル級/5分3R>
パウロ・ボハンチーニャ(ブラジル)
Def.2R2分38秒by KO
ユライア・ホール(米国)

キャリア11勝0敗のボハンチーニャの左ミドルに、左フックを合わせようとするホール。ミドルレンジでホールの左ジャブが、幾度となくボハンチーニャの顔面を捉える。鼻血を流したボハンチーニャは、このジャブの盾に対して右フックを当てて、左ミドルを蹴っていく。ケージを背負ったホールは、前蹴りで急所を蹴られた苦悶の表情。レフェリーが割って入る前にボハンチーニャがパンチを当てる。

再開後、後ろ回し蹴りを見せたホールに対し、距離を詰めていくボハンチーニャも後ろ回し蹴りを繰り出す。左ジャブの相打ちから、ホールが手を緩めずジャブを続ける。頭を振らないボハンチーニャだが、ボディフックから左フック、フックの連打に右ミドルを織り交ぜ、首相撲からヒザ、さらにボディを連打する。

残り1分、間合いを取り直したボハンチーニャが左ボディフック、右ストレートをヒットしてホールをケージ際に追い込む。ホールも左ジャブを続けるが、右オーバーハンドからボディを被弾する。ここでレフェリーが試合を再度ストップ、ボハンチーニャのアッパーがどうやらファールカップにかすったようだ。2度目のリスタート後、残り10秒で後ろ回し蹴りを2度、スピニングバックフィストを1度見せたホールだがラウンドを落とした。

2R、左ミドルをまず入れたボハンチーニャ。ホールもスイッチして左ミドルを蹴っていく。勢いのある右オーバーハンド、ボディストレートで前に出るボハンチーニャが左ジャブを当てる。右ストレート、左ハイを受けたホールはダブルレッグを決めるが、寝技には移行しない。立ち上がって左ジャブをより当てるようになったボハンチーニャは、頭も振るようになりホールのパンチを見切る。

しかし、前に出たところでホールの右フックが後頭部に当たり、ボハンチーニャの動きが止まる。下がったボハンチーニャは、左ボディフックを入れ、左右のフックからボディ、右オーバーハンドでホールを追いこむ。ふらつきながら、打ち合いに応じたホールは左フックから右フックを打ち抜かれ、前方に崩れ落ちた。

「どうだい? ベガス。皆に素晴らしいショーを披露したかったんだ。常にボーナスを取るために良い試合を心掛けている。ここに自分の可能性を見せて来た。少しでも早くベルトに挑戦したい」と、デビュー以来の連勝を12に伸ばしたボハンチーニャは話した。


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