【Pancrase297】久米鷹介、元UFCファイター=クイバネンのテイクダウン&強打に沈む
<ライト級/5分3R>
アントン・クイバネン(フィンランド)
Def.2R4分54秒 by TKO
久米鷹介(日本)
久米は前後左右にステップし、右ストレートを起点に前に出ていく。クイバネンの左フックをもらうもすぐに組みついて追撃を許さない。一旦、距離を取った久米はやはり右のパンチを振りながら、シングルレッグで組みつく。そのままクイバネンをケージに押し込む久米はダブルレッグに切り替えてテイクダウンに成功する。
上体を固めてトップキープし、パスガードを狙う久米。クイバネンも下から久米の足を取って身体を起こし、シングルレッグのようにして立ち上がる。一旦テイクダウンを許した久米だがケージまで移動して立ちあがる。ここでケージ際での組み合いとなるが、どちらもテイクダウンを取れずに距離が離れる。
久米はインローと左ハイキックを見せ、クイバネンも左ミドルと右ストレートを返す。久米は右フックで前進。クイバネンは久米の打撃にダブルレッグを合わせて組みつき、そのままテイクダウンへ。久米も必死にケージに身体をあずけて耐える。10-9で組め。
2R、久米は右ストレートを伸ばし、左ハイキックへ。細かいパンチで距離を詰めると、ケージまで押し込んでテイクダウンを狙うがクイバネンは倒れない。スタンドの展開ではクイバネンが右ストレートとヒザ蹴り、久米が足を取ってテイクダウンを狙うと、逆にクイバネンが久米をケージに押し込み、ケージの身体を持ち上げるようにしてテイクダウンする。
久米はケージに背中を預けて立ち上がるが、クイバネンは久米をケージまで押し込み続け、ダブルレッグで沈んでテイクダウンを仕掛ける。久米がケージに身体を預けて立ち上がろうとすると、クイバネンはヒザ蹴りを突き刺す。
残り1分過ぎ、距離を取る久米だったが、クイバネンは鋭い右ストレート。久米がパンチで飛び込むと、そこにクイバネンが左フックを合わせ、久米が前のめりにバランスを崩す。亀になる久米にクイバネンが後ろからパンチを打ち込み、立ち上がった久米に一気に連打。久米がガード一辺倒になってしまい、レフェリーが試合を止めた。