【写真】MMAのなかでのタイクリンチ、ヒザ使いのローマの試合は楽しみ以外の何物でもない(C)INVICTA FC

7日（木）、パンクラスより8月5日（日）に江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase298にタイからローマ・ルックンブンミーが来日し、華DATEと対戦することが発表された。

ローマは1月にInvicta FCでMMAデビュー戦を戦ったが、この試合が文字通り衝撃的だった。メリッサ・ウォンを相手に「私はカウンターファイター、ヒザとヒジを打ち込む」と宣言していた通りに、組んできたところを首相撲からヒザ、ヒジ、崩しと余すことなくムエタイの技術を披露した。

さらにグラウンドでもバックマウントからRNCを狙うなどウォンを圧倒、勢い余ってグラウンド状態でヒザ蹴りを顔面に入れたことで減点されたが、完勝といって良い内容だった。

そのムエタイ・メソッドはプロで187勝、アマでもIMFAエタイ世界大会で3度の優勝、SEA（東南アジア）ゲームス優勝など数々の栄光と共に築き上げられたものだ。

華DATEは独特のスローな動きと間合いを利したファイトを展開するが、この距離を取る相手にローマがどのような距離のつめ方を魅せるのか。あるいはムエカウの凄みを吸収できる不思議な空間を華DATEが創ることができるのか。本物のムエタイの組みという部分では男女に関係なくJ-MMA初見参といえるローマのパンクラス初陣、要・要注目だ。

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