【PFL2018#1】初回フィニッシュを目指し、落とし穴。イドリソフがサイラーの三角絞めで逆転負け
<フェザー級/5分3R>
スティーブン・サイラー(米国)
Def.1R4分19秒by 三角絞め
マゴメド・イドリソフ(ロシア)
ワンツーから左フックを見せるイドリソフ。サイラーの前進を左リードフック、右オーバーハンドで遮断する。イドリソフは右ストレートを当て、さらにワンツーをヒットさせる。左フックの踏み込みで組み付いたイドリソフ、ここはすぐ離れて左ストレートを打ちこむ。前に出るたびにパンチを被弾するサイラーは、それでも前に出るがイドリソフがテイクダウンを奪われる。スタンドで待ち、ローに左フックを合わせてダウンを奪ったイドリソフが、パウンドの連打を打ち込む。
TKO負けの危機に懸命に足を戻したサイラー、イドリソフがガードの中に一度収まってからスタンドへ戻る。右オーバーハンド、ワンツーと引き続きサイラーを攻め込むイドリソフはやや動きを落とし、勢いでなく狙いすましたようにパンチを当てていく。サイラーは右フックにダブルレッグを合わせた直後に、即ガードを取って三角絞めへ。これがすっぽりとハマり、頭を引き寄せ深く足を組みなおすとイドリソフがタップ。サイラーが見事な逆転勝ちで6Pを獲得した。
ダウン後は殴られて危なかったという問いに、「柔術だよ。柔術で対応できた」とサイラーは笑顔を見せた。最大ポイント「6」を目指す戦いは、速攻がデフォルト──のようなMMAを見せている。