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【Pancrase296】寝技を制圧した藤井伸樹が、ヒロ・ヤマニハをフルマークの判定で下す

<バンタム級/5分3R>
藤井伸樹(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ヒロ・ヤマニハ(ブラジル)

左ジャブを出し合う両者、ヤマニハは蹴りを織り交ぜ、藤井はテイクダウンも仕掛ける。一気に距離を詰めて、コンビネーションから右を当てたヤマニハはバックを制する。藤井はエルボーを打ちつつ離れるも、ヤマニハがワンツー、アッパーをヒットさせ、藤井のシングルを潰してバックに回り込む。前方にヤマニハを振り下ろし、スクランブルのなかでトップを取った藤井がマウントを奪取する。

残り1分10秒、バックマウントへ移行しつつ、藤井は上を向いたヤマニハにエルボーを思い切り落とす。これで背中を見せたヤマニハにパンチを落としながら藤井は初回を戦い終え、ジャッジは3者とも藤井を支持した。

2R、左ジャブをダブルで当てたヤマニハ、藤井は組んでケージに押しこむ。離れて打撃の間合いになると、ヤマニハがジャブとアッパーのコンビで優勢に。藤井はシングルレッグでテイクダウンに成功し、ガード中から右のパンチを勢いよく打ち込む。ヤマニハは足を抱えてクローズドを続けるが、細かいヒジを被弾し、スイープに持ち込めない。残り1分を切ると、藤井は上体を起こしてパンチ、そしてヒジを落とす。立ち上がった藤井に対し、ヤマニハは立ち上がろうとせずガードを選択し、この回も落とした。

最終回、左ジャブを伸ばす藤井。ヤマニハはパンチの勢いでは藤井を上回り、右フックを打ち、アッパーを狙う。藤井は左を狙うも、ワンツーを被弾する。ヤマニハは組まれないように左ジャブを駆使し、右アッパーを当てる。ロングフックから組んだ藤井は、シングルレッグも、ヤマニハが切って離れる。残り2分半、藤井が組んでバックへ。ヤマニハはここで背中をマットにつけてしまう。

ハーフから潜ろうとするヤマニハを潰した藤井は細かいパンチに続き、振りかぶって右エルボーを連打する。終了近くになると藤井は立ち上がり、3度に渡りジャンプしながらパンチを狙い、タイムアップとともに勝利を確信した表情を浮かべた。結果、藤井がフルマークの判定勝ちを収めた。

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