【ACB86】ココフのテイクダウン狙いを切ったマカエフが、打撃戦で優位に立ち判定勝ち取る
<フェザー級/5分3R>
ムラッド・マカエフ(ロシア)
Def. unanimous
ムハメド・ココフ(ロシア)
ムラッド・チャントのなか、ココフのショートを被弾したマカエフが、右オーバーハンドを返す。右に回るマカエフの右に、ワンツーを打ち込んだココフがシングルレッグへ。ダブルに切り替えたが、右手でパンチを入れる。ウィザードでバックに回られないよう防ぎ、張られたマカエフが直後にダブルレッグでテイクダウンを奪う。
左を差して右足で両足を刈ったマカエフが、ココフの背中をマットにつけさせる。蹴り上げから一気に立ち上がったココフは、ワンツーで前に出るがマカエフの右オーバーハンドを被弾する。それでも前進しシングルレッグから大きくマカエフを抱えるも、テイクダウンは奪えず初回が終わった。
2R、テイクダウンのフェイントを見せたココフが、右をヒットさせる。マカエフは左フックから右ストレートを伸ばし、テイクダウン狙いもココフがスプロールする。続いてココフが組んでいくが、テイクダウンは奪えない。マカエフは粗いフックからシングルレッグへ、足をリリースし右を差してケージにココフを追い込む。
離れ際に右を放ったマカエフは、ココフのテイクダウン狙いを切ってケージ中央に。鼻血を流すココフは左を被弾したが、右を打ち返すとマカエフの足が泳ぐ。ここで組みに行ったココフは、テイクダウンをできずには離れようとしたところで、マカエフの右を被弾する。マカエフのテイクダウン狙いを切ったココフ、スタンドの攻防では互いに手を出さす試合は最終ラウンドへ。
3R、左を受けたマカエフが右から左フックを打ち込む。ココフはテイクダウンに出て、ケージにマカエフを押し込む。シングルで執拗にテイクダウンを狙ったココフを内股気味の投げでテイクダウンへ。スクランブルがケージを背にして立ち上がったココフを、今度はダブルで倒し切ったマカエフだが、スクランブルからココフがシングルへ。頭を押して、逆にトップを取ったマカエフが左のパンチを落とし、腕十字狙いを潰してトップキープを続ける。バックをマカエフが狙うと、左手を伸ばして防いだココフが立ち上がってシングルレッグを仕掛ける。ケージにもたれて、首を刈って耐えたマカエフはここで試合終了を迎え判定勝ちを手にした。