【Quintet01】来たぁ!!! クインテットにポーランドの足関王マーチン・ヘルドの急遽来日が決定
【写真】ヘルドの来日はMMAでなくても、ヒールなしでもMMAファンにとっては嬉しいものだ (C)BELLATOR
9日(月)、11日(水)に東京都墨田区の両国国技館で開催されるQUINTE.1にマーチン・ヘルドが出場することが発表された。
開催を2日後に控えたグラップリングの団体勝ち抜き戦=クインテットの第1回大会にポーランドを代表するMMAファイター&グラップラーのヘルドの来日が急遽決まった。これはPolaris Dream teamの一員として出場予定だったチャールズ・モンテネグロが諸事情により大会を欠場することとなり、代役としてヘルドが同チームの一員に加わったためだ。
9歳でブラジリアン柔術を始め、5年前の2013年3月にグレイシーバッハ・ベリオリゾンチの巨魁ヴィニシウス・マガリャエス・ドラクリーノから黒帯を受けているヘルド、21歳でのブラックベルト取得はポーランド最年少記録だ。
ヘルドはMMAでも23勝7敗というレコードを残し、Bellatorでは世界ライト級王座に挑戦した経験もある。その後UFCと契約し微妙な判定負け、完全に試合を支配しておきながらヒザ蹴りで逆転KOなど、本領発揮できずにいたヘルドだが、昨年10月の母国大会におけるナスラ・ハクパレス戦でオクタゴン初勝利を挙げている。
ここからUFCでの活躍が期待されたヘルドだが、何と彼は今年に入りロシアの怪物の穴=ACBと契約し、新たなキャリアの一歩を踏み出そうとしている。
今回はポラリス軍団の一員として宇野薫やグレゴー・グレイシー、さらにグラップリング界の超新星クレイグ・ジョーンズらとチーム戦を戦うヘルドは、ポラリスではあのゲイリー・トノンと対戦経験があり、2月大会ではクリス・フィッシュゴールドを腕十字で下している。ヘルドの代名詞といえばヒールフックであることは今さら強調する必要はないが、そのヒールはクインテットでは反則だ。それでも上記にあるように腕十字、ギロチン、RNCにも長じており、トップ&ガードどちらからでも柔術ができるヘルドだけに、今回の来日はグラップリング界のみならず、J-MMA界におけるクリーンヒットといえるだろう。
あと2日に迫ったクインテット初開催、ヘルドの参加でMMAファンからもさらに注目を集めることになる。