【ACB82】クリストフ・ギアゴがスクランブルゲームで引き込んだバチスタに競り勝つ
<ライト級/5分3R>
クリストフ・ギアゴ(米国)
Def.3-0
エルデソン・パチスタ(ブラジル)
アリ・バガエフに敗れたバチスタとシャミル・ニカエフに敗れたギアゴ、再起を賭けた者同士の対戦。スイッチヒッターのバチスタが右前蹴り、ギアゴはダブルレッグへ。スプロールしたバチスタとの打ち合いで左フックを打ち込んだギアゴが、ダブルレッグでケージに押し込む。離れたギアゴはパンチを真正面から打ち合おうとするバチスタにダブルレッグを決め、ハーフからエルボーを落とす。潜ろうとするバチスタを潰してエルボーを連打したギアゴは、ギロチンやダースのチャンスもあったが徹底してパウンドを続けた。
2R、完全にテイクダウン狙いのギアゴに対し、待って戦うようになったバチスタが逆に右を見せてダブルレッグへ。ケージに押し込んでテイクダウンを奪ったバチスタにギアゴがギロチンを仕掛ける。頭を抜いたバチスタが足を束ねて抑え込みにかかる。立ち上がって離れた両者、ここでバチスタがダルブレッグから肩にギアゴを担いでスラム。直後にダースを狙ったギアゴだが、バチスタは頭を抜いてバックへ。
胸を合わせて離れたクーパーにバチスタが左右のボディフック、ヒザ蹴りと腹攻めを見せる。最後の10秒はフックの打ち合いとなり、スタミナ切れで体を揺らしながら拳を振るっていった。
インターバルの間、大の字になって深呼吸をしていたバチスタはギアゴのパンチに真っすぐ下がりシングルレッグからバックを許す。腰にヒザを入れ、足を一本差し込んでいったギアゴが肩から頭に乗っかるように体重をかけてパンチを打っていく。バチスタは立ち上がるのではなくて、ガードを選択。トップを与えられたギアゴはパンチを落とし、エルボーを打ち付けて試合終了を迎え、ギアゴが判定勝ちを手にした。