【RFC46】100万ドルT準決勝。ザフロフと戦うホニ・トーレス「アドバンテージはフィニッシュする力」
【写真】100万ドルの獲得がモチベーションと言い切れる力が、欧米人にはある(C)MMAPLANET
10日(土・現地時間)にROAD FC46が韓国はソウルのチャンチュン体育館で開催される。
最初の中国予選が組まれてから、実に1年5カ月が過ぎロードFCライト級トーナメントも佳境を迎えつつある。100万ドルを目指し、それだけの時間を費やしてきたファイター達も残り4名となった。
ホニ・トーレス、シャミール・ザフロフ、マンスール・ベルナウイ、そして下石康太。ここではリオデジャネイロを発つ直前のホニ・トーレスにザフロフ戦直前の心境を訊いた。
──すぐにソウルに向かいますが、現在の体調は?
「物凄く良いよ。ただし、これから最後の減量が待っている。まぁ、いつのもことだよ。そして、試合の日もいつも通り100パーセントに戻っているさ」
──この試合に向けてキャンプは順調でしたか。
「もちろん。凄く厳しい練習をジョゼ・アルド、レオ・サントスなどノヴァウニオンの皆と積んできた。韓国には100パーセントの状態で到着できるよ」
──これまでロードFCで3試合を消化し、何か課題点は見つかりましたか。
「質問の意味がわらかないね(微笑)」
──では、質問を変えます(笑)。ザフロフは本当に手堅いファイターです。改めてどのような選手だと捉えていますか。
「まぁ、選手は皆それぞれが自分のスタイルで戦うモノだよ。アレが彼にとっては一番の戦い方なんだろう。でも、あんなのファンが喜ぶ試合じゃない。タイトに戦い過ぎる。でも、それがシャミル・ザフロフの戦い方なんだよ」
──ミスが少ない。そういう意味でも手強いかと思われます。
「なんだろうな……とにかく試合では何が起こるか誰も分からない。彼の戦い方を尊重しているけど、自分は人生を試合にぶつけている。それだけは確かだ。
彼のゲームには付き合わないよ。自分の試合をする。そういう相手だからこそ、良い試合にあるだろう。きっと、これまでのトーナメントのなかで、最高の戦いになるはずだ」
──ホニがザフロフに対して、優位にある点はどこだと思っていますか。
「フィニッシュできる力だ。そこがザフロフに対する、アドバンテージだよ」
──もう一つのセミファイナルの勝者と決勝を戦うことになるのですが、結果も気になるところです。
「勝つのはマンスール・ベルナウイだろう。彼の方がシモイシより完成度が高い。ただし、できれば決勝はシモイシと戦いたい。シモイシは柔術を武器にしている。彼に自分の柔術をぶつけてみたいんだ」
──なるほど。では、今回の試合に対する意気込みをお願いします。
「自信はあるよ。そのためにトレーニングを積んできた。朝も夜もハードな練習に向かい合ってきたんだ。もう一度、神が自分を勝利に導いてくれるだろう。自分がどれだけこの試合のために、全てを捧げて来たのか神は知っている。
神が与えてくれた人生を変えるチャンス、家族の人生が変わる機会を必ずモノにしたい。それが一番の望みだ。そしてファンの喜ぶ試合をする。だから、皆も期待して欲しい。私は神と共にある」
■Road FC46対戦カード
<ライト級T準決勝/5分3R>
ホニ・トーレス(ブラジル)
ジェミール・ザフロフ(ロシア)
<ライト級T準決勝/5分3R>
下石康太(日本)
マンスール・ベルナウイ(フランス)
<75キロ契約/5分2R>
ホン・ヨンギ(韓国)
オム・テウン(韓国)
<バンタム/5分2R>
パク・ヒョングン(韓国)
ムン・ジンヒョク(韓国)
<無差別級/5分2R>
キム・ジェフン(韓国)
ホ・ジェヒョク(韓国)
<バンタム級/5分3R>
アラテンヘイリ(中国)
ジャン・イクファン(韓国)
<Road FCフェザー級次期挑戦者決定戦/5分2R>
キム・セヨン(韓国)
イ・ジョンヨン(韓国)
<ミドル級/5分3R>
キム・ネチョル(韓国)
ファン・インス(韓国)
<無差別級/5分2R>
マ・アンディン(中国)
濱田順平(日本)
<フェザー級/5分2R>
パク・ヘジン(韓国)
チョ・ビョンオク(韓国)
<ライト級/5分2R>
ファン・ツェンユー(中国)
ミン・ギョンチョル(韓国)
<ミドル級/5分2R>
イム・ドンファン(韓国)
キム・ヒョンミン(韓国)