【UFC222】粗くて強いジンガーノから、テイクダウン&コントロールでヴィエイラが2-1で勝利
<女子バンタム級/5分3R>
ケトレン・ヴィエイラ(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
キャット・ジンガーノ(米国)
右ローから右ストレートを当てたジンガーノ、構えを変えながら前に出てパンチを振るい組みにいくジンガ―オをヴィエイラがジャブで突き離し、組まれてもテイクダウンは許さない。インサイド左ロー、右オーバーハンドを見せるジンガーノが、ボディロックからテイクダウンを狙うが、ヴィエイラが腹ばいで着地してすぐに立ち上がる。
粗い攻撃でバランスが悪く感じるジンガーノの左ミドルにも、ヴィエイラが右フックを返す。右を振って組んだジンガーノがヒザをボディに突き刺す。同じようにパンチからクリンチに持ち込んだジンガーノをヴィエイラが逆に小外掛けでテイクダウンし、パスを狙いつつアンチを落としたヴィエイラがニアマウントへ。ジンガーノが足を戻したところで初回が終了。ジンガーノの粗い攻撃は、スタミナがもつのか気になるところだ。
2R、左ミドルハイ、右オーバーハンド、そして左右のフックから蹴りを見えて組み付いたジンガーノ。ヴィエイラは払い腰で豪快に投げて、そのままマウントを奪う。ノヴァウニオン・スペシャル=肩固めをセットアップしていくヴィエイラだが、ジンガーノは右腕を差し上げて一気にエスケープする。それでもトップをキープしたヴィエイラは、蹴り上げを嫌がりヒザをつき、すぐにハーフガードの態勢に持ち込む。
頭を抱えるジンガーノのキムラ狙いを潰したヴィエイラだが、パスはできない。手首を掴んで、エルボーを下から入れるジンガーノに対し、ヴィエイラはあくまでもパスを狙う。ディフェンスのためのキムラクラッチを取ろうとするジンガーノは、ニーシールドガードでパスを許さず、立ち上がったヴィエイラにシングルを狙いラウンド終了に。
最終回、左ミドルから右ストレート、引き続き右を振るったジンガーノだが、左足を負傷したかバランスを崩し、ケンケン状態に。すかさずテイクダウンを決めたヴィエイラは、借り上げを捌いてパスへ。ジンガーノは足を戻すが、立ち上がることはできない。一旦立ち上がり、再びガードの中に入ったヴィエイラが足を一本抜く。ジンガーノはフルガードに戻し、草刈りでバランスを崩したヴィライラのバックに回る。
ヴィエイラはすぐに胸を合わせてケージにジンガーノを押し込むと、残り45秒でブレイクが掛かる。右ロー、左ミドルハイからワンツーを振るうジンガーノは、ケージに押しこまれてもヒザをボディに入れ、エルボーを繰り出して試合終了を迎えた。結果、乱打戦をテイクダウンで試合した感のあるヴィエイラが、スプリット判定をモノにした。