【UFC FOX28】ONEタイトルコンテンダーからUFCへ。極真出身プラチニオがスマイリー戦へ
【写真】念願のUFCデビュー戦、プラチニオは強敵アルヴィーを相手にどのような打撃を見せることができるのか (C)DAVID ASH
24日(土・現地時間)、フロリダ州オーランドのアムウェイ・センターで開催されるUFC on FOX28「Emmett vs Stephens」にONEで活躍した極真ベースのポーランド人ファイター、マルチン・プラチニオがサム・アルヴィーと対戦する。
ポーランド生まれ、極真空手からMMAに転じキャリアの序盤は東欧圏やスイスで戦績を積んでいたプラチニオは、オランダのタツジン・ドージョーに所属するようになりONEと契約を果たした。
タツジン・ドージョーはインドネシアにワットワークを作り、かの地でトレーニングを積むことでプラチニオは順調にONEでキャリアを重ねた。9勝2敗からサークルケージで戦うようになり、柔術黒帯ブラジリアン=レアンドロ・アタイジ、NCAA D-1レスラーのジェイク・バトラーの組み技に屈することなく3連勝で当時のミドル級王者ヴィタリー・ビグダシュへの挑戦権を得る。
しかし、これを負傷でキャンセル。この時に代役で出場したミャンマー系米国人のオング・ラ・エヌサンが判定負けしたにも関わらず、負傷が癒えたプラチニオには挑戦権が回って来ず、再びエヌサンがビクダシュに挑戦しタイトルを奪取、ミャンマーの国民的ヒーローとなった。
一方でプラチニオは昨年8月にジルベウオ・ガルバォンを僅か83秒でKOした後、ONEから離れUFCとの交渉を始める。そして、今大会でジェイク・コリア―とオクタゴン・デビューが決まったが、コリア―の負傷によりスマイリーことアルヴィーと戦うことが決まった。
アルヴィーはUFC戦績8勝5敗で、今回がライトヘビー級初戦だ。ボクシング、首相撲に長じているアルヴィーを相手に、蹴りを使いこなすプラチニオがどのような戦いを見せることができるのか。これまでONEでは組みたい相手にテイクダウンを許さず、倒されても立ち上がって勝機を掴んでプラチニオ。アルヴィーのような北米流ボックス主体の打撃MMAファイターと打撃戦で、彼のディフェンス能力が問われる一戦となる。
■ UFC FOX28対戦カード
<フェザー級/5分5R>
ジェレミー・スティーブンス(米国)
ジョシュ・エメット(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・アンドレジ(ブラジル)
ティーシャ・トーレス(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
オヴァンス・サンプレー(ハイチ)
イリル・ラティフィ(スウェーデン)
<ウェルター級/5分3R>
マイク・ペリー(米国)
マックス・グリフィン(米国)
<バンタム級/5分3R>
ヘナン・バラォン(ブラジル)
ブライアン・ケヘラー(米国)
<女子バンタム級/5分3R>
サラ・マクマン(米国)
マリオン・ルノー(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・モロズ(ウクライナ)
アンジェラ・ヒル(米国)
<ウェルター級/5分3R>
アラン・ジョバーン(米国)
ベン・サンダース(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
マルチン・プラチニオ(ポーランド)
サム・アルヴィー(米国)
<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
ラッセル・ドーン(米国)
<フライ級/5分3R>
アレックス・ぺレス(米国)
エリック・シャルトン(米国)
<バンタム級/5分3R>
マニー・ベルムデス(米国)
アルバート・モラレス(米国)