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【UFN124】ペイジ・ヴァンザント、フライ級転向初戦でローズクラークは完敗&骨折……

<女子フライ級/5分3R>
ジェシカ・ローズクラーク(豪州)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ペイジ・ヴァンザント(米国)

ヴァンザントが左ミドル、ジャンプしながらの蹴りも見せる。スーパーマンパンチから、軸足を変えて二段蹴りなどキックを多用するヴァンザントに対し、ローズクラークは首相撲&ヒザを狙う。この組の展開からテイクダウンを狙ったヴァンザントだが、バックを取ったローズクラークから逃れるように立ち上がる。スクランブルの展開でスタンディングの肩固めの形に入ったローズクラークがそのままテイクダウン。

肩固めは外れたが、ハーフで抑え込むローズクラークに対し、ヴァンザントは腰を切るもスクランブルに持ち込めない。最後にエルボーを落としたローズクラークがラウンドを取った。

2R、左ミドルに続き右ストレートを伸ばすヴァンザントが、二段蹴りを見せる。さらにスピングバックフィストを繰り出すと、ローズクラークが組んでいく。ケージに押し込まれたヴァンザントだが、ローズクラークはテイクダウンが崩れ引き込むように下に。デラヒーバからバックを伺ったローズクラークは、ヴァンザントが胸を合わせると同時にダブルレッグに成功する。

初回同様にハーフで固めるローズクラークに場内はブーイングが起こる。レフェリーから注意を受けたローズクラークはパスからマウントを狙う。ここでブリッジからトップを取ったヴァンザントだが、ローズクラークが三角絞めをセットアップする。左のパンチを打ち付けるヴァンザントは、腕を送られ厳しい態勢になる。ローズクラークも下からエルボーを連打し、この回もモノにした。

インターバル中に「腕を初回に折った」と右の前腕を見るヴァンザント。左ミドルを繰り出すヴァンザントは、左ジャブまで伸ばすが右のパンチを振るうことはできない。遠い距離から飛びヒザなど、接近しないように戦うとスイッチキックを入れる。直後にローズクラークがワンツーで前に出ると、やはりヴァンザントが左フックで迎え撃つのみ。

ラウンドを2つ取っているからか、無理に距離を詰めることがないローズクラークは、時折左から右ストレートを伸ばす受け身のファイトに徹する。距離が近づくとワンツーを入れたローズクラークに対し、ヴァンザントが蹴りのみのファイトでは挽回は難しい。ついに右も打つようになったヴァンザント。この回は組みに行かないローズクラークは最後に左ハイ、左ストレートを見せたが、特に仕掛けることなくタイムアップに。

その直後に右腕を抑えたヴァンザントは、0-3で判定負けしフライ級初戦を落とした。

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