【UFN124】打撃は劣勢のクラウスが、TDからトップコントロールで判定モノにする
<ライト級/5分3R>
ジェイムス・クラウス(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
アレックス・ホワイト(米国)
サウスポーのホワイトが左ストレートから前へ、ステップバックしたクラウスは右のカウンターを狙う。ホワイトは構わず左を打って前進すると、右ボディフック、さらに左ストレートを打っていく。クラウスは組んでボディロックからテイクダウンを狙う。小外にもリフトにもホワイトが耐えるが、クラウスはケージに押し込み、アンクルピックで尻餅をつかせることに成功する。ここからクラウスは後方に回りつつ勢いのある左のパンチを連打。
両足をフックしかけたクラウスに対し、体を捩じってエスケープを図ったホワイトは結果的にサイドを許す。ケージを蹴るホワイト、クラウスは上四方に移動し、ケージウォークを無力化させるとサイドへ戻る。左の鉄槌を落としたクラウスが、サイドのままラウンド終了を迎えた。
2R、左に踏み込んで右を当てたホワイトが、打撃戦では勢いを取り戻す。体を大きく左に傾けて右を当てたクラウスは、連打を受けて後退する。クラウスは右のカウンターを当てるが、ここもホワイトは怯まず前に出てパンチを振るう。そこにダブルレッグを決めたクラウスが、初回と同じようにトップを奪取する。ガードの中からエルボーを落とすクラウスに対し、ホワイトはハイガードも担がれてパスを許してしまう。
足を戻したホワイトは、起き上がりながらダブルレッグでリバーサルに成功する。クラウスも状態を起こしてボディロックからスタンドに戻るとニーを突き刺し、直後にテイクダウンを決めサイドマウントに。最後にギロチンを仕掛けたクラウスだが、ポイントは微妙だ。
最終回、バックステップをした際にホワイトの右を受けてバランスを崩したクラウスが、起き上がってクリンチへ持ち込む。そこにエルボーを打ち込むホワイトは、ケージに押し込まれても右腕を差してテイクダウンを防ぐ。体を入れ替えて、離れ際にホワイトがワンツーを狙う。クラウスは左を被弾して、ふらつくと組みへ。自ら離れると、ボディを打たれ、組みつくと飛びつき十字へ。腕を引き抜いたホワイトがバックを伺うも、前方に落としたクラウスがガードの中に収まる。
エルボーを落としたクラウスは、最後に起き上がって鉄槌を振るいタイムアップを迎えた。ミズーリ州在住の両者は、タイムアップとともに健闘を称え合い──ジャッジは3者とも29-28でクラウスを勝者とした。