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【ONE】ゲイリー・トノンがONEと契約、MMA正式デビューへ!!

2017.10.17

Garry Tonon【写真】パウンドのあるMMAで、サドルポジションからの足関ワールドをどのように見せてくれるのか。期待いっぱいのトノンのMMA進出だ (C)SATOSHI NARITA

16日(月・現地時間)、ONE Championshipよりゲイリー・トノンと専属契約を結び、トノンのMMAデビュー戦がONEで行われることが発表された。


「ONEチャンピオンシップの世界的マーシャルアーチストリストに、グラップリング・レジェンドのゲイリー・トノンという新たな人材を加えることができて、本当に嬉しい。個人的にずっとゲイリーに注目してきた。彼がONEのケージでMMAファイターとして成功することを疑うことは一切ない。ファンもゲイリーが我々とともにデビューすることに大いに期待してほしい」とチャトリ・シットヨートンONEチェアマン&CEOは語っている。

これまで幾度となくMMEデビューの機会を伺ってきたトノン。実際、日本にもコンタクトを取りRIZINだけでなく、ZSTという固有団体名が取りざたされたことも関係者内ではあった。同様にRoad FCライト級100万ドルT出場の話も一度は出たが立ち消え、その後はご存じの通りに5月にONEで青木真也とのグラップリングマッチを行いヒールフックで勝利している。

ヒカルド・アルメイダ系トム・デブラス門下から、その系統の頂点にあるヘンゾ・グレイシー柔術のグラップリング・サイエンティスト=ジョン・ダナハーの教えを受け、エディ・カミングスとともに新足関節時代を切り開いたトノン。先に記した青木だけでなく、ADCC2013では北岡悟、ポラリスでは今成正和から一本勝ちを収めている。

トノンは今回の発表に際し、「ようやくONEに到達できたことをアナウンスできてワクワクしている。MMAを目指すことはグラップラーとして、自然な道だと思っている。新しい挑戦に受にはできている」とコメントしている。

グラップリングでは77キロの前後で戦うことが少なくないトノンだが、MMAで戦うならフェザー級(※65.8キロ)とも発言している。とはいっても、これはユニファイドを想定しての言葉と思われ、独自の計量方法を採用するONEバンタム級(※65.8キロ)で戦うことにはならないだろう。同時にONEのライト級(※77.1キロ)では対戦相手が大きすぎる。ここはフェザー級(70.3キロ)で戦う可能性が高いか。

階級、対戦相手、日時を含め、トノンのMMAデビュー戦の続報を待ちたい。

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