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【UFC213】接近戦はお手のもの。ラプリーズが長身カモージをボディで破る

<ウェルター級/5分3R>
チャド・ラプリーズ(カナダ)
Def.3R1分27秒by TKO
ブライアン・カモージ(米国)

長身のカモーが左ハイ、右ローを見せる。そのローをキャッチしに掛かったラプリーズは右ストレートを伸ばす。オーソから左ミドルを当てるカモージだが、ローにワンツーを打ち込まれる。それでも左ミドル、左ジャブでプレッシャーをかけるカモージだが、ラプリーズはパンチを入れて移動し距離をコントロールする。

そして右オーバーハンドを当てたラプリーズは、カモージのローをキャッチして足払いでテイクダウン。そのままトップを取り初回をモノにした。

2R、カモージは引き続き蹴りでプレッシャーをかけ、ラプリーズを動かせたヒザを狙う。前に出てくるカモージに対し、ラプリーズがボディを打っていく。それからさらに一歩踏み込むようになったカモージ、ラプリーズも接近戦でコンビネーションを駆使する。近い距離の方が戦いやすそうなラプリーズがカモージの前進にパンチを合わせていく。その離れ際に左ミドルを蹴っていくカモージ、主導権争いが続く。終盤、動きを増やすラプリーズがジャブから思い切りオーバーハンドを放っていった。

最終回もやや近い距離で回転数を挙げたカモージが、プレッシャーを掛けてミドルを蹴る。さらに左ジャブを伸ばすカモージに対し、ラプリーズも右ストレートを見せる。パンチの距離で攻防は、ラプリーズが左フックから右ボディを効かせる。この一発でカモージが動きを止めて後退。ここでラプリーズがラッシュをヒザ蹴りから連打で追い込む。しゃがみ込むように崩れたカモージにパウンドを入れたラプリーズがTKO勝ちを決めた。

「彼は背が高いから、接近戦ではボディにパンチが入ると思っていたんだ。ウェルター級の方が調子が良い、カナダ大会でミッキー・ガウと戦いたい」と勝者は話した。


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