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【WJJC2017】ミディアムヘビー級はプレギーサ×2人のベテラン? マルキーニョスのベスト8以上にも期待!!

Pena vs Galvao【写真】3年前のヘビー級ファイナルがミッドヘビー級で再現なるか(C)MMAPLANET

1日(木・現地時間)から4日(日・現地時間)にかけて、米国カリフォルニア州ロングビーチのカリフォルニア大ロングビーチ校内ピラミッドにて、IBJJF主催のブラジリアン柔術世界選手権が行われる。今年度における各階級、そして無差別級における競技柔術世界一を決定するこの大会。今回はミディアムヘビー級の見所をお届けしたい。


昨年ヘビー級を制して4度目の世界王者となったアンドレ・ガルバォンがエントリー。ハイペースで試合に出続けていた34歳のアトスの闘将も、今年はこれまでサンディエゴオープンで試運転をした程度。栄光をほしいままにしながらも、限界まで世界最高峰の舞台で戦い続けんとするその姿を見届けたい。

今年この階級には、さらにもう一人レジェンドが参戦する。現在35歳、すでに世界を5度制しているホミーニョことホムロ・バハウ(グレイシー・バッハ)だ。昨年の決勝にてレアンドロ・ロに完敗し、涙の世界大会引退宣言をしたホミーニョは、今年に入ってパン大会のミドル級に出場。準決勝で新鋭のイサッキ・バイエンスの投げをもらい肘を負傷。それが響いて敗れたものの後半は攻め込んでみせ、健在ぶりを示した。今回は引退宣言を翻しての参戦となるが、ファンとしては素直に喜びたいところだ。

この二人のレジェンドを差し置いて優勝候補の筆頭に挙げられるのが、プレギーサことフィリッピ・ペナ(グレイシー・バッハ)だ。14年の世界大会ヘビー級決勝にて、長い手足を用いた強烈無比なスイープを用いてガルバォンに完勝し世界を驚かせたものの、その後禁止薬物使用が発覚して優勝剥奪となってしまったプレギーサ。

今年はアブダビ・ワールドプロ大会でシャンジ・ヒベイロらを下して優勝したのをはじめとして、イサッキ・バイエンス、イゴール・シウバ、そして昨年負傷させられた怪物エルベース・サントスら超強豪からことごとく一本勝ち。その勢いはとどまることがない様子だ。昨年の世界大会はジャクソン・ソウザに不覚のレフェリー判定負けを喫し、結果的にムンジアル優勝だけは成し遂げられていないだけに、今年に賭ける決意は強いことだろう。

MMAでも柔術で勝利しているマルキーニョス

MMAでも柔術で勝利しているマルキーニョス

他にこの階級には、今年のパン大会優勝のパトリック・ガウジオ(GFチーム)、準優勝の「ハルク」ことルーカス・バルボーザ(アトス)、今年のFIVEスーパーリーグで、レアンドロ・ロをレフェリー判定で下すという大金星を挙げたベテランのタルシス・ハンフェリーズ(アリアンシ)、オーストラリアの雄キット・デール(マロンバ・アカデミア)等が出場。

その中で日本から参戦のマルキーニョスことマルコス・ソウザ(ブルテリア・ボンサイ)、トーナメント枠順を見ても日曜日に残る期待が高まる。

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