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【UFC212】ついに元WSOF世界バンタム級王者マルロン・モラエスが、オクタゴンへ=難敵アスンソン戦!!

Marlon Moraes【写真】この力強いファイトを見せることができるか (C)WSOF

3日(土・現地時間)にブラジル・リオデジャネイロのジュネス・アリーナで開催されるUFC212「Aldo vs Holloway」で、マルロン・モラエスが待望のUFCデビューを迎える。


UFCからBellatorへファイターが移ると、大きなトピックスのように報じられ、また移籍したファイターもそれ相応のポジションでキャリアの再構築のスタートを切る。その一方でベラトールを始め、世界各国のプロモーションを経てオクタゴンにたどり着いたファイターの多くが、ワン・オブ・ゼムでしかない。

日本の各団体のチャンピオンもそうであり、全米ネットの中継を持つWSOFで世界二冠だったデイヴィッド・ブランチの復帰も然り。WSOFをともに牽引してきたライト級世界王者ジャスティン・ゲイジーこそ7月7日のTUF25フィナーレ大会におけるマイケル・ジョンソンとの初陣により、UFC Summer Kick off会見に出席したもののバンタム級世界王者モラエスは、プレリミメインで強豪ハファエル・アスンソンとの初戦を迎える。

キャリア18勝4敗、WSOFではミゲール・トーレス戦の勝利から11連勝。5度の王座防衛を果たしたモラエスは、同イベントではまさに敵なし、早くからUFC出場が望まれていた。強烈無比なローキックを軸に、素早い出入りで相手を誘い左右のハイキック、右ストレートやフックでKO勝ちができる。

とはいっても、そのパフォーマンスを発揮してきたのはデカゴンであってオクタゴンではない。今大会の相手アスンソンは通算戦績25勝4敗、UFCで8勝2敗という成績を残している。分厚い胸板で、オーバーハンド気味のパンチやテイクダウン&コントロールを武器として、アスンソンはタイトル挑戦経験こそないが、長期に渡りトップ5に君臨してきた。

世界王者経験者のTJ・ディラショーと1勝1敗、近々ではアルジャメイン・ステーリング、過去にはブライアン・キャラウェイ、ペドロ・ムニョス、日本の田村一聖を下している。

世界第2位のMMA大会からUFCにやってきたジャスティン・ブルックス、マーチン・ヘルドが思ったような結果が残せないなか、バンタム級ではスバ抜けた圧力の持主のアスンソンを相手に、モラエスがスピード&タイミングの打撃でWSOF時代のようなファイトができるようなら、即タイトル挑戦権を与えても問題ない。それほどの強敵をモラエスを迎えることとなる。それが世界最高峰の洗礼だ。

■ UFC 212対戦カード

<UFC世界フェザー級王座統一戦/5分5R>
[王者]ジョゼ・アルド(ブラジル)
[暫定王者]マックス・ホロウェイ(米国)

<ストロー級/5分3R>
クラウジア・ガデーリャ(ブラジル)
カロリーナ・コバケビッチ(ポーランド)

<ミドル級/5分3R>
ヴィトー・ベウフォート(ブラジル)
ネイト・マーコート(米国)

<ミドル級/5分3R>
パウロ・ボハンチーニャ(ブラジル)
オルワレ・バンボゼ(ナイジェリア)

<ウェルター級/5分3R>
ヤンシー・メデイロス(米国)
エリック・シウバ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
マルロン・モラエス(ブラジル)
ハファエル・アスンソン(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
アントニオ・カーロス・ジュニオール(ブラジル)
エリック・スパイスリー(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジョニー・エドゥアルド(ブラジル)
マット・ロペス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ビビアン・ペレイラ(ブラジル)
ジェイミー・モーイル(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ルーアン・シャガス(ブラジル)
ジム・ウォルヘッド(英国)

<フライ級/5分3R>
マルコ・ベルトラン(メキシコ)
デイヴィソン・アルカントラ(ブラジル)

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