【UFN108】ステップ&踏み込みからパンチでテイラーが、ペネに競り勝つ
<女子ストロー級/5分3R>
ダニエレ・テイラー(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ジェシカ・ペネ(米国)
身長の低いテイラーが鋭い踏み込みからダブルの左ジャブを放っていく。さらに右を打って離れるとペネが左ミドルを狙う。フットワークをミドルで止めに掛かり、左ジャブを当てたペネはが右ミドルを続ける。右から大きな振りの左フックを当てたテイラーは、右を2発鼻血の見えるペネに打ち込む。ペネは左ミドルを見せて、テイラーの前進にヒザを狙っていく。テイラーは右ミドルをキャッチして右を伸ばす。首相撲を懸命に振り払ったテイラーはダブルレッグも切って、ガードの上からワンツーを繰り出し初回を取った。
2R、ペネのヒザ蹴りにパンチを合わせるテイラー。ペネは左ミドルで突き放したいが、構わずテイラーは前に出て左から右を当てていく。ペネは首相撲に捉えてヒザ蹴り。離れたテイラーに左ミドルから再びヒザ蹴りを突き上げ、ワンツーを当てる。テイラーの踏み込みを蹴りやパンチで待ち受けることができるようになってきたペネが、自ら踏み込んで右ストレートをヒットさせる。ならばとテイラーはボディから顔面というコンビネーションを駆使する。前に出る場面が増えたペネだったが、左右のフックを受けて動きが止る。それでも首相撲からヒザを返したペネ。終盤のテイラーのパンチで判断が難しいラウンドとなった。
最終回、思い切り右オーバーハンドを見せるテイラー。デイヴィスはダブルレッグからテイラーが切ったところでヒザを蹴り込む。テイラーは左右のフックを飛び込みながら当てる。さらに右を入れるも、ペネもヒザを返す。右も伸ばしたペネがダブルレッグからバックへ。ボディロックでテイラーのバランスを崩していく。テイラーはテイクダウンを許さずに離れると、踏み込んで右を放つ。ペネもカウンターを放ち、一進一退の精神戦が続く。そのペネの前進にテイラーが右フックを当てるも、最後の5秒でペネが差し上げテイクダウンを決めた。
互いに攻めて、攻められた3Rをどのように判断されたか──結果はテイラーに凱歌が挙がった。