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「カン・リーは、僕と戦いたくないんだ」―― ロビー・ローラー

Strikeforce6月6日(土・現地時間)、元エリートXC世界ミドル級王者ロビー・ローラーが、同じくエリートXC世界ウェルター級王者だったジェイク・シールズとストライクフォースのメインイベントで対戦する。非ズッファ系のなかでも指折りの実力者で、かつエリートXCの活動停止後、UFCが最も求めた二人のファイターが激突する。

【写真】UFC参戦も強く望まれたが、そのUFC独走を許さないためにも、ストライクフォースにロビー・ローラーが参戦することは喜ばしい状況だ (C) Strikeforce

この試合を2週間後に控えながら、盟友マット・ヒュームのセコンドに就くためラスベガスを訪れていたロビー・ローラーにインタビューを試みた。

――エリートXCの世界チャンプ同士の対決が迫ってきました。ジェイクの印象を教えてもらえますか。

「グラウンドの強いファイターだよ。特にトップが強く、試合を決める力を持っている。ただ、彼が得意の展開に持ちこむまでに、自分の得意の試合に持ち込むことができるだろう」


――182(約82・5㎏)ポンド契約についてはどのように考えていますか。

「ミドル級より落とすのは好きじゃない。この体重はジェイクが求めたものだからね。でも、落とせるよ。フィジカルアドバンテージ? う~ん、あまり体格の違いで勝とうとは思っていないんだ。いつものように戦うだけさ。ただ、ジェイクは僕より背が高いんだ。これは僕にとってディスアドバンテージだね」

――エリートXCが活動停止に追い込まれましたが、ストライクフォースが遜色ないスケールのイベントを開催し、そこでメインイベンターとして出場します。

「ストライクフォースとショータイムの関係は始まったばかりだけど、もっと大きな大会を開いていけるようになると思うよ。これから、だよ」

――ところでストライクフォースでは顔面&頭部へのエルボーが禁止されています。

「いいことだよ。僕はエルボーが好きじゃなかった。確かにルールで許されていれば、僕にとっても武器の一つだったけど、本当はカットして勝つのは好きじゃないんだ。やはりカットより、ノックアウトを狙うべき。だけど、誰だってルールで許されていれば使うからね」

――ストライクフォースには世界ミドル級王者にカン・リーが君臨しています。ただ、今を以てしても彼がロビーらと同じステージに立っているとは思えません。

「弱い対戦相手とばかり戦っているって? う~ん、彼は確かなスキルを持っている。素晴らしい蹴りだよ。ただし、カン・リーは本当のミックス・マーシャルアーチストではない。そして、彼は今、僕と戦いたくないんだろう。彼はミドル級チャンピオンで、僕がやってきたのに彼との試合が組まれないんだから。

いきなりやってきた僕に、彼がここまで積み上げてきたものを壊してほしくないのさ。でも、次の試合で勝てばもう彼らに他のストーリーは見つからないはず。ジェイクとの一戦は、色々な意味で落とせない試合になるよ」

――忙しいさなか、どうもありがとうございました。

「サンキュー」

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