【Bellator177】アダム・ボリクス、凱旋マッチでテイラーを相手にせず
<147ポンド契約/5分3R>
アダム・ボリクス(ハンガリー)
Def.1R4分12秒 by RNC
アンソニー・テイラー(米国)
体重超過のテイラーは、コール時に人を食ったようなダンスを見せる。地元のボリクスに大きな声援が集まるなら試合がスタート、体重オーバーでも1日経つとテイラーの方が体が小さい。ボリクスは蹴りを見せて前に出て、ワンツーを放つ。左ローを蹴り、右のミドルを繰り出したボリクスは蹴り足を掴まれて倒される。
すぐに立ち上がったボリクスは細かいワンツー、回るテイラーを追いかけるがなかなか捉えることができない。ケージの前にテイラーを追い込んだボリクスが右ロー。体がよれたテイラーは、完全にカウンター狙いだ。右ローで再び動きが止まったテイラーに対し、ボリクスはヒザ蹴りも掴まれそうになる。荒い右フックで前に出たテイラーの急所にボリクスの左ローが当たる。テイラーは悶絶した、倒れこむ。いちいちリアクションが大げさにも見えるテイラーは、再開に応じると同時にパンチを振り回して前に出る。そこにパンチで迎え撃ったボリクスが左フックから右ロー、右ハイで攻勢に出る。
左ミドルでバランスを崩したテイラーのバックを取ったボリクスがスタンドでバックマウントに、そのままRNCを極めて後方に倒れこむ。即テイラーがタップし、ボリクスが凱旋試合で一本勝ちを手にした。ハンガリー国旗を羽織ったボリクス。「とても嬉しい。これが最初の一歩、コンバットクラブに戻りまた練習して次にそなえるよ」とハリー・ホーフト門下生は語った。