【Bellator176】ヤンコヴァ、体重オーバー&乏しい内容ながら5連勝
<女子132ポンド契約/5分3R>
アナスタシア・ヤンコヴァ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
エリーナ・カリオニドウ(ギリシャ)
パンチの連打から右ミドルを見せたヤンコヴァ。一旦離れると、再びパンチから蹴りでカリオニドウをケージ際に追い込み組んでいく。カリオニドウが離れて距離を取ると、ヤンコヴァが左前蹴りを顔面に伸ばす。パンチから組んだヤンコヴァは首投げに拘る。カリオニドウが耐えると、ヤンコヴァは離れて間合いを取り直す。カリオニドウは遠い距離から単打を打って離れる。組んでヤンコヴァがケージに押し込で細かいパンチを入れるも、カリオニドウはすぐに距離を取り直す。
レンジを取りたいカリオニドウを追いかけるようなヤンコヴァは、スピニングバックフィストも苦にせず、組んでついに組み投げを決める。そのままマウントを取ったヤンコヴァは、一旦サイドに戻ってニーインベリーへ。ケージを蹴って逃げたカリオニドウに対し、しっかりとサイドを取ったヤンコヴァが組みで初回を取った。
2R、飛び蹴りから前に出たカリオニドウだが、パンチの距離に留まることはない。そのカリオニドウを追いかけるヤンコヴァは、初回同様にケージ際で組んでいくも、カリオニドウが態勢を入れ替える。ワキを潜ってバックに回ったヤンコヴァは、正面に回って首投げを狙う。ここをすかしたカリオニドウは、距離撮りながらスピニングバックフィストへ。
直後に組まれたカリオニドウは、初回とは違い首投げを許さず離れる。ケージ際にパンチを入れるヤンコヴァだが、頭を下げてパンチを打つシーンが多い。カリオニドウが首を抱えに行くも、ヤンコヴァはバックへ。しかし、攻めてはなくカリオニドウが間合いを取り直す。カリオニドウがパンチからケージにヤンコヴァを押し付けエルボーを狙う。カリオニドウは3度目のスピニングバックフィストから離れて、ヤンコヴァが追いかけてパンチから右ミドル。両者、引き出しが少なく局面を打開できないまま試合は最終回に。
ヤンコヴァは左前蹴りから、右ローキック。カリオニドウが右ローに左を合わせる。ケージを背にパンチを連打されたヤンコヴァだが、ワキを潜ってバックへ。カリオニドウは後方へエルボーを見せて胸を合わせに行く。胸があると離れたヤンコヴァはスイッチして左ロー、追いかけてパンチにカリオニドウは真っ直ぐケージまで下がる。
組んできたカリオニドウをギロチンに捉えたヤンコヴァは、外して左前蹴り。テイクダウン狙いを切られながら連打を繰り出すヤンコヴァ。引き続きパンチで下がったカリオニドウにヤンコヴァは組みつき、首を抱えてきたところでバックを取る。離れたカリオニドウを追いかけて組んだところでタイムアップに。両者、引き出しが少なく単調な試合展開に終始した一戦は、3-0でヤンコヴァに凱歌が挙がった。
「もっと積極的に戦いたかった。でも、ファン……特にロシアからイタリアまで応援に居てくれた人達にエネルギーを貰った」とキャリア5連勝としたヤンコヴァは語った。