【UFC209】強烈なエルボーにも心折れず、アリスターがヒザ蹴りでハント沈める
<ヘビー級/5分3R>
アリスター・オーフレイム(オランダ/3位)
Def.3R1分44秒by KO
マーク・ハント(ニュージーランド/8位)
まずはハントが右ロー。さらにローを続け、3発目にアリスターがカウンターを狙う。と、ハントはスネをカットして流血に見舞われている。構わず前に出て右を振るったハントだが届かず、逆にアリスターが右ローを蹴っていく。前進で頭が当たった両者、そのまま試合は続きハントの前進にサウスポーのアリスターは回る。
右ミドルを蹴りこんだハントは、組みに来たアリスターから離れる。アリスターは右ストレート、離れてテイクダウンを狙いすぐに間合いを取り直す。右ローを入れたハント
続き右でアリスターはバランスを崩すが、左ミドルを返す。オーソに戻したアリスターにハントが右を当てる。
アリスターはサウスポーに戻し、ハントは右ミドルを再度蹴りこむ。アリスターは右ローを2発、走って間合いを取りテイクダウンを仕掛ける。これをしのいだハントは、背中を見せて走るアリスターを追いかけてケージ際に追い込んでパンチ。ここで初回が終わった。
2R、オーソで前蹴りを見せたアリスターがサウスポーにスイッチして、後ろ回し下蹴り。ハンドは右ミドル。アリスターが左ストレート、右前蹴りを見せるが空を切る。続くスピニングバックフィストをブロックしたハントは左ヒザをボディに受ける。組んでヒザ蹴りを続けるアリスター。ケージに押し込まれてヒザを被弾するハントは鼻血をみている。
ヒザを蹴って離れたアリスターが左ミドル。しかし右ヒジを受けて、動きが止まり後退。右のパンチを当てられ組み付いたアリスターはヒザ蹴りで切り返す。さらに左エルボーから右ニーを繰り出したアリスターは、心を折れずに戦う。ヒザを続けたアリスターは、再び右エルボーを打たれて動きが固まるシーンも。クリンチから離れたハントが左右のエルボー、アリスターは懸命に押し込み続けラウンド終了を迎えた。
最終回、アリスターの前進に右エルボーから左フックを見せたハント。アリスターも左ストレートを伸ばし、右から組みへ。離れたハントは背中を見せた走るアリスターをここでは追いきれない。そのハントをケージに押し込んだアリスターの右ヒザがハントの顔面を突き刺す。体が固まったハントを首相撲で抱えもう一発ヒザを入れると、ハントが前方に頭から崩れ落ち、アリスターがKO勝ち。「必死で練習した。まだ、こんなもんじゃない。彼はタフだ。僕のクルーを誇りに思っている」と自信に満ちた表情でアリスターは語った。