【Arzalet FGC01】43歳、絶えることのない闘志。ジョルジ・マカコ「永遠に戦い続けたい」
【写真】闘志が衰えることがないマカオ。1年8カ月振りの勝利を挙げることはできるか (C)WSOF
11日(土・現地時間)、ブラジルはサンパウロのジナーシオ・マウロ・ピンヘイロで開催されるARZALET FIGHTING GLOBE CHAMPIONSHIP01。同大会には43歳となったジョルジ・パチーユ・マカコが出場し、英国のアンドリュー・フィッシャーと対戦する。MMAデビューは驚愕の1995年4月1日というマカコの近況がブラジルより届いた。
Text by Pedro Marques
20年位以上に渡りプロフェッショナル・ファイティングを戦うマカオは、今もモチベーションを保ち、その喉が潤うことはない。ADCCブラジルとReal Fighting Championshipのパートナーシップの下、開催されるArzalet FGC01でホドルフォ・ヴィエイラやアリ・ファリアスとともに戦うマカコは、まるでワインのように年を重ねファイターとして熟成している。
「これだけ長い間戦い続けることができるのは、しっかりと体のケアをしてきたからだよ。それに食事にも注意し、十分な睡眠をとってたくさんトレーニングすることで、大きなケガをすることなくキャリアを積むことができたんだ。
43歳になった今だって、若い連中と戦いたいという想いでいっぱいで、いつだって戦える状態にある。もう1年に6試合も戦うことはできないけど、試合数が減ったことでそれだけ良い準備をして戦うことができるようなったんだ」とマカコは言う。
彼は既にアンドリュー・フィッシャー対策をマカコ・ゴールド・チームで終え、180センチ近い長身のフィッシャーと戦うことになんの恐れも抱いていない。
地元でのフィッシャー戦に関して、「フィッシャーは確かに俺よりもかなり背が高い。でも、ずっとそんな相手と戦ってきた。そういうリーチの長さがアドバンテージだと思っているファイターとの戦い方は心得ている。ステップを使って、アイツのジャブは貰わないように戦う。自分の戦いをするために、ヤツの距離では戦わない。そして、正しい距離を保って攻撃する」と言うように既に戦い方は頭に描けている。
「もし試合がグラウンドになっても、全く問題ない。ずっと戦ってきたんだから、どんな局面になっても自分のやるべきことは分かっている。今回、ファンにベストを尽くし良い試合をすることを約束するよ。もちろん、勝利と共にね」と黒帯四段を巻くマカコは言う。
そんな彼に避けては通れない、引退について尋ねた。
「もう、誰かに何かを証明しようとかそういう年齢じゃない。ただし、試合に出ることでトレーニングに身が入り、毎回の試合が俺にとっては再びチャンピオンになれることを証明するための新しい挑戦になっている。まだ引退を考えることは無い。逆にずっと戦い続けることができるんじゃないかと考えている。俺は永遠に戦い続けたいんだ」
■ Arzalet FGC01対戦カード
<ライトヘビー級/5分2R>
ホドウフォ・ヴィエイラ(ブラジル)
ダニヤル・ザリルベック・ウウル(キルギス)
<ウェルター級/5分2R>
マルキーニョス・ソウザ(ブラジル)
ファビアーノ・アラウージョ(ブラジル)
<フェザー級T決勝/5分2R>
芦田崇宏(日本)
ブラディスラフ・バルブチェンコ(ウクライナ)
<83キロ契約/5分2R>
マーカス・ペレス・エッシンンベルク(ブラジル)
イルデマール・アルカンタラ(ブラジル)
<70キロ契約/5分2R>
ジョルジ・パチーユ・マカコ(ブラジル)
アンドリュー・フィッシャー(英国)
<61キロ契約/5分2R>
アリ・ファリアス(ブラジル)
アーニー・ブラカ(フィリピン)
<ライト級T準決勝/5分2R>
ドミトリー・パルブチェンコ(ウクライナ)
星野大介(日本)
<ライト級T補欠戦/5分2R>
ジョナサン・メネゼス・バルバーリョ(ブラジル)
チアゴ・ナシメント(ブラジル)
<ヘビー級/5分2R>
カルロス・トヨタ(ブラジル)
サミルベック・シルガバエフ(キルギス)
<66キロ契約/5分2R>
グスタヴォ・ウーリッツァー(ブラジル)
ネマット・アブドゥライトフ(キルギス)
<グラップリングマッチ>
シャールズ・オリヴィエラ(ブラジル)
セルシーニョ・ヴィニシウス(ブラジル)