【UFC208】ジャカレ×ボッシュ戦、決定。挑戦権獲得へ、印象点も必要なジャカレ
【写真】世界王者と比較して、実力が劣るとことはないジャカレ。2017年中の王座挑戦を確実とするためのインパクトを残す勝利が必要なボッシュ戦となる(C)MMAPLANET
6日(金・現地時間)、UFCが2月11日(土・同)にニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで開催されるUFC208「Holm vs Randamie」にホナウド・ジャカレ・ソウザが出場し、ティム・ボッシュと対戦することが発表された。
ムンジアルとADCCを制したファイターとして、ファブリシオ・ヴェウドゥムに続きUFCとの世界三冠を目指すことが現時点で唯一現実的なファイター、ジャカレ。UFCでは5連勝の後、一昨年12月にヨエル・ロメロに猛反撃及ばずスプリットの判定負けを喫し、昨年は5月にヴィトー・ベウフォートに圧勝して復活、それ以来のオクタゴンとなる。
この間、クリス・ワイドマンの欠場を受けて代役出場となったマイケル・ビスピンがルーク・ロックホールドを破り世界王座に就くという、意外な展開を迎えたミドル級戦線。そのワイドマンを相手に、初のNY大会=UFC205でロメロが圧勝しており、ゲガール・ムサシを加えた挑戦権獲得レースにおいて、ジャカレは遅れを取りたくない状況だ。
ボッシュは2015年から始まった苦境の3連敗、リリースのピンチを乗り越えて現在は2試合連続でKO勝ちを収めており、特に昨年11月のMSG大会でハファエル・ナタウを倒した右フックでのKOは鮮烈だった。結果、ニューヨーク・ニックスの本拠地からブルックリン・ネッツの本拠地へと場所を移動して戦う唯一のファイターとなっている。
上記にある通り、挑戦権獲得争いでは直接対決でロメロに敗れたことで後塵を拝しているジャカレだが、そのロメロには王者ビスピンが常に口にするように、ジャカレとの対戦時にも起こった薬物使用疑惑というマイナス・イメージがあるのも事実。いつ、どのような機会が巡って来るやもしれない2017年、ジャカレはチャレンジャーに相応しいという評価を得る勝ち方、試合内容が必要なボッシュ戦となる。