【Special】2016年の新チャンピオン──9月編、日本&韓国で新王者続々──於MMAPLANET
【写真】劇的な幕切れとなった久米×徳留 (C)MMAPLANET
今週末はクリスマスということもあり、海外のメジャーMMAイベントもウィンターブレイクに入った。そして国内ケージ大会も開催はなく年末のイベント再開前に今年、誕生したMMAチャンピオンをMMAPLANET上で振り返りたい。
題して──2016年の新チャンピオン、今回は9月に誕生したチャンピオンを紹介します(戦績は王座奪取時点)
■9月9日 Titan FC41@フロリダ州コラルゲイブルス バンクユナイテッド・アリーナ
【Titan FC女子バンタム級王座】
カリンドラ・ファリア(ブラジル)def.カリーナ・ダム(ブラジル)
カリンドラ・ファリア
1986年7月23日生
MMA戦績18勝5敗
「UFCへの登竜門として、RFA&LFC連合=LFAに負けていられないTitan FCが女子王座を制定。KSWやWSOFという大舞台は僅か2試合、ローカルショーで20戦以上の戦績を重ねてきたファリアが、実に6年11カ月前のリベンジを果たしダムを破って史上初となる同プロモーションの女子チャンピオンに」
■9月11日 TOP FC12@韓国ソウル ソウルオリンピック・ホール
【TOP FCフェザー級王座】
チェ・スンウ(韓国)def.イ・ミング(韓国)
チェ・スンウ
1986年7月3日生
MMA戦績5勝0敗
「打撃が鋭いイ・ミング以上に切れのあるロー、首相撲からの展開を見せたチェ・スンウ。
韓国MMA界の成長は2、3年前とは次元の違う段階に入ってきたことを予感させる──キャリア5戦目の第2プロモーションにおける王座交代劇といえる。下がりながらの左ミドル、フィニッシュ前のインサイドの右カウンター・ストレート、末恐ろしい打撃力だった」
■9月11日 Pancrase280@東京都江東区 ディファ有明
【KOPライト級王座】
久米鷹介(日本)def.徳留一樹(ブラジル)
久米鷹介
1986年7月28日生
MMA戦績19勝4敗
「かつて王者がUFCで戦っていた頃にナム・ウィチョル対策のために、久米の下を訪れ練習をしたことがあった旧友対決は、事前の予想では圧倒的にチャンピオン有利と見られていた。その最大の要因の打撃力の違いを跳ね除けての王座戴冠となった久米は、ここから本当の勝負が始まる」
■9月13日 RFA43@コロラド州ブルームフィールド 1stバンク・センター
【RFAウェルター級王座】
ブライアン・カモージ(ブラジル)def.ニック・バーンズ(米国)
ブライアン・カモージ
1991年6月24日生
MMA戦績:7勝2敗
「前王者ボヤン・ベリチコビッチのUFCステップアップを経て、9カ月振りに復活したウェルター級のベルトはブライアン・カモージの腰に巻かれることに。カモージも12月にUFCへ。LFC王者モロノとLFA王座を争うのは誰になるのだろうか」
■9月24日 ROAD FC33@韓国ソウル チャンチュン体育館
マイティ・モー(米国)def.チェ・ホンマン(韓国)
マイティ・モー
1970年10月8日生
MMA戦績:10勝5敗
「昨年12月から始まった無差別級トーナメント、決勝はマイティ・モーとチェ・ホンマンの間で争われ、1R4分06秒でモーがKO勝ち。12月にはカルロス・トヨタの挑戦を受けて、これも60秒で勝利しアジアMMAで46歳の鉄人振りを発揮している」
■9月25日 HEAT38@名古屋市熱田区 名古屋国際会議場
【HEAT MMAフライ級王座】
春日井健士(日本)def.キム・キュソン(韓国)
春日井健士
1988年7月27日生
MMA戦績:20勝4敗1分
「3月のバンタム級王座奪取も返上、フライ級でUFCを目指す春日井はパンクラスとHEATを並行出場するように。そしてHEATにフライ級王座が創設され、7勝1敗のキム・キュソンと対戦62秒でRNCを極め2階級制覇。しかし。12月にパンクラスで体重超過のホジェリオ・ボントリンに腕十字を極められタップ、結果はノーコンテストだが本人はこの敗北をどのように受け止めているのだろうか」
【HEAT MMAバンタム級王座】
赤尾セイジ(日本)def.祖根寿麻(日本)
赤尾セイジ
1984年10月27日生
MMA戦績:22勝11敗3分
「長らく拠点を置いた愛知、そしてDEEPを離れて大阪に拠点を移し、HEATに新天地を求めた赤尾。愛知時代の後輩・春日井が返上したタイトルと、練習仲間だった祖根寿麻と争う。持前のテイクダウン能力にケージレスリングの強さが加わり、RNCで一本勝ちした」