【GLORY13】前日会見でアーツ、「引退試合? ファイトはファイト」
【写真】GLORY13に出場する選手たち (C)MMAPLANET
20日(金)、東京・新宿区の京王プラザホテルで明日、21日(土)に有明コロシアムで開催されるGLORY13の記者会見が開催された。
まず、Glory Sports Internationalのマーカス・ルアーより、NY進出など昨年の大晦日以降のGloryの歩みの説明があり、最後に「GがKに代わる」と語られた。続いて登壇したGlory米国進出のキーパーソン、アンドリュー・ウィティカーがGlory13の展望を話し、アンダーカードに出場する10選手が登場。ローカルファイターが退場した後に、ジェロム・レバンナを含めスーパーファイト・シリーズ出場の12名が記者団の前に用意された椅子に腰を下ろした。
スーパーファイト出場選手の紹介が終り、メインカード出場選手が勢ぞろい。GSIのスポーツディレクターのコー・ヘマースの挨拶に続き、質疑応答が始まった。引退試合について尋ねられたピーター・アーツは、「いつも通り、与えられた相手と戦うだけ。引退試合といってもファイトはファイト。ふと、アンディ・フグのことを思い出したりしたこともあってけど、試合なんだから戦って勝つだけ。リコは最強の相手、大きな挑戦だ」と語った。
そのアーツの相手となるリコ・ヴァーホーベンは「ピーターの最後の試合で戦うのは光栄。20年間、ピーターがキックボクシングを作ってきた。もう年を取ったし、楽勝だなんていう人がいるけどとんでもない。一生懸命戦って倒す」とコメントを残した。またウェルター級トーナメント本命のニキー・ホルツケンは「また日本に来られて嬉しい。ラモン・デッカーを失ったことは悲しいけど、他のトレーナーと一緒に準備をしてきた」と話している。
【写真】会見には出席したジェレム・レバンナ(C)MMAPLANET
また、スーパーファイト・シリーズ出場選手からは、今回が日本で最後の試合とされるレミー・ボンヤスキーが「日本は特別な場所。ここで3度、世界一になった。日本のファンの前で戦うことはとても楽しみ」とコメントし、「MMAで2年戦って来たけど、空手とキックのトレーニングを止めたことはない。キックの試合の機会を待っていたので、良い試合をしたい」と、極真空手からK-1、さらにMMAを戦ってきたエベウトン・テイシェイラも意気込みを語った。また公開計量に姿を見せなかったレバンナは、「9月に怪我をして戦えなかった。Gloryでは100パーセントでないと戦えない」と自らの仕事に対してだけでなく、自らのチームメイトが京太郎と戦うということで、リベンジを果たしてほしいと言葉を続けた。
日本から出場する久保優太は「前が大きすぎて見えない」と言い、「僕は日本のKrush、日本を代表して戦う。小学校の頃から見ていたピーター・アーツ選手と同じ大会に出られるなんて、凄く嬉しいので明日は頑張ります」と立ち上がって豊富を話している。
最後にGlory Sports Japanのカルロス菊田GMから一度は今大会で引退式が行われると発表されたセミー・シュルトから「日本に行くことができなくて、とても残念です。今、家族とブラジルに来て、コンディションを整えています。今後、引退するか現役を続けるかを決め、どんな決断になろうと必ず日本のファンの前で伝えます」というメッセージが読まれた。
■ GLORY 13 TOKYO 対戦カード
<ヘビー級/3分3R>
ピーター・アーツ(オランダ)
リコ・ヴァーホーベン(オランダ)
<ウェルター級ワールドT決勝/3分3R>
TBA
TBA
<ヘビー級/3分3R>
ダニエル・ギタ(ルーマニア)
エロール・ジマーマン(オランダ)
<ライトヘビー級/3分3R>
ダスティン・ジャコビー(米国)
上原誠(日本)
<ウェルター級ワールドT準決勝/3分3R>
ジョセフ・バルテリーニ(カナダ)
レイモンド・ダニエルズ(米国)
<ウェルター級ワールドT準決勝/3分3R>
ニキー・ホルツケン(オランダ)
カラペット・カラペティアン(アルメニア)
■ TOKYO SUPERFIGHTシリーズ
<ヘビー級/3分3R>
ジェロム・レ・バンナ(フランス)
セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア)
<ヘビー級/3分3R>
エヴェウトン・テイシェイラ(ブラジル)
ヘスディ・カラケス(オランダ)
<ヘビー級/3分3R>
レミー・ボンヤスキー(オランダ)
アンダソン・シウバ(ブラジル)
<ウェルター級/3分3R>
アレキサンダー・ステツレンコ(ロシア)
カリム・ガジ(フランス)
<ウェルター級/3分3R>
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ)
拳月(日本)
<フェザー級/3分3R>
久保優太(日本)
モサブ・アムラーニ(モロッコ)