【TUF18】Ep.05 ロンダ母の激励受けたグラント、強さ見せつける
【写真】初戦を勝ち抜いたデイヴィー・グラント。この週にはロンダ・ロウジーのお母さん、アン・マリア・エマースの訪問を受ける、2人の子供の写真を見たロンダ母、「私の孫と同い年。この2人がいて、ここで立ち止まっているわけはないわよね」と激励されていた (C) Photo Courtesy of UFC, Special Thanx to WOWOW
30日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで開催されるThe Ultimate Fighter 18 Finale。TUF8年の歴史で初めて女子が参加した今シーズン、第5週に行なわれたデイヴィー・グラント×ルイス・フィセッティ戦を振り返りたい。
<バンタム級/5分2R+ExR>
デイヴィー・グラント(英国)
Def.2R1分01秒by RNC
ルイス・フィセッティ(カナダ)
勢いのある右ローを入れたグラント。右アッパーからフィセッティをケージに詰めてヒザを突き上げ、ショートの連打を放っていく。アウトサイドトリップでテイクダウンを仕掛け、態勢を入れ替えたフィセッティ。グラントはインサイドトリップで体を入れ替えて、ボディや顔面にパンチを入れる。フィセッティは飛び蹴りを掴まれテイクダウンを許すと、ガードを取るも左のパウンドを連続で受ける。
前転からヒザ十字を狙ったフィセッティ、この捨身の攻撃は裏目と出てパンチを受けてパスを許す。バックに回ったグラントは腕十字を仕掛けるも、これを抜けたフィセッティがトップに。すぐに立ち上がったグラントに対し、フィセッティはバックに回り込もうとするが、前方に振り落され、ここでも勢いのあるパウンドを受ける。残り30秒を切り、エルボーを連打するグラントがダースチョーク、さらにエルボーへ。体が伸びかけたフィセッティだが、時間に救われた。
右目尻をカットしたフィセッティは、開始早々にダブルレッグダイブを狙う。ケージにグラントを押し込むが、スラムでテイクダウンされたフィセッティを、グラントのエルボーが襲う。ボディにヒザを入れたグラントはマウントから、バックマウントに回りパンチを落としてRNCへ。背中を伸ばしてセットアップを完全にしたグラント。フィセッティに残された道はタップか落ちることだけでグラントが一本勝ちを収めた。
ハウスで隣のベッドを使うルームメイト対決はグラントが圧倒的な強さを見せつけチーム・ラウジーに2連勝をもたらした。2度目の試合の選択権を得たロンダは、女子で残っている4選手からジェサミン・デューク×ラケル・ペニントンを指名した。