【Pancrase280】松島こよみ、豪快、アグレッシブ、そして粗いパンクラス初勝利
<フェザー級/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
Def.3R3分11秒by TKO
牛久絢太郎(日本)
三日月蹴りを入れた松島は前に出てくる牛久にヒザ蹴り、それでも前に出てくるが腹が聞いたか踏ん張れない牛久は振り回されるように下になりパンチを受ける。立ち上がった牛久に右、再びヒザを入れると牛久は組みながら崩れる。ケージに下がって、姿勢を乱した牛久に松島は腕十字。これを防いだ牛久はスタンドに戻って組みへ行く。逆にケージに押し込む松島だったが、牛久が首を巻いて払い腰。松島はダブルレッグで持ち上げて、何と後方に大きく投げ捨てる。
スクランブルから起き上がった牛久に細かいアッパーを入れた松島は、ダブルレッグを逆に首投げを決めてトップへ。マウントを奪った松島がパンチを入れたところでタイムアップに。当然、松島のラウンドとなった。
2R、左ヒザで前に出た松島。牛久はダブルレッグで組み付くと、松島が強引に胸を合わせに。クルスフィックスの牛久がパンチを入れるも、松島は持ち上げてスラムから腕を抜いてバックコントロールに。巻き込んでトップを取った牛久はバックへ、これを前方に落とした松島はシングル。ワキをロックして切り返そうとした牛久はがぶられも上を取りに行ったが、松島が潰してサイドへ。返しをすかしてバック、そのまま潰してトップキープの松島がボディにエルボーを落とす。ワキへヒジを落とし続けた松島が、ここも3票を集めた。
最終回、ジリジリとプレッシャーを与える松島。前におでこにアッパーを被弾すると、崩れるにガードを取ってしまった牛久。パウンドを落とす松島は、ブレイク後にローから右フック。前方に倒れた牛久の頭をまたぎ、キムラアームロックを極めに行った松島。ここで牛久のセコンドがタオルを投入し、試合は決した。
「倒しきれなくて悔しいです」――荒さとアグレッシブさ、長短見えた松島のパンクラス初勝利だった。