【WSOF07】初のカナダ大会でフェザー級王座決定戦??
【写真】ウェルター級王者スティーブ・カールに次ぎ、フェザー級王者が誕生するWSOF。ジョージ・カラキャニャンはその有力候補だ(C)JEFF SHERDOG
11日(月・現地時間)、12月7日(土・同)にカナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバーのPNEアグロドームで開催されるWorld Series of Fighting07のプレリミ3試合に、6人のカナダ人ファイターの出場が発表された。ここでは同プロモーションにとって初となるカナダ大会、現状までのカードをおさらいしたい。
この日発表されたプレリミはカリブ・スターン×ドゥエイン・ルイス、シャウン・アルブレヒト×ジョシュ・メーシャン、マイク・ヒル×ジョーダン・ニッペルバーグの3試合、全てカナダ人ファイターだ。カリブ・スターンはUFCで岡見勇信との対戦経験もある元TUFシーズン3ファイター。プレリミに日本では無名に近いロコ・ファイターを登用するケースは、ベラトールでも見られる。WSOFとベラトールの違いは、先ごろ日本のパンクラスとの提携によりWSOF JAPANが設立されたのと同様にWSOF CANADAが立ち上げられている点にある。
しかも、今大会が開かれるBC州を始めアルバータ州カルガリーやエドモントン、マニトバ州ウィニペグなどでMMAを行なってきたアグレッションFC首脳がWSOFに合流しているので、すでにマーケットの特徴を掴んでいるという強味を持っている。そんな記念すべきWSOFにとって初の米国以外のイベントのメインは、アンソニー・ジョンソン×マイク・カイルの――ヘビー級戦でアンドレイ・オルロフスキーと戦ったファイター同士のライトヘビー級戦。またミドル級トーナメント準決勝で、ジェシー・テイラー×エルビス・ムタブチッチの準決勝が組まれている。
当初、9月のWSOF05で対戦予定だった2人だが、ムタプチッチが禁止薬物を所持していたかどで当日欠場となり(※本人は使用を否定)、今大会で組まれることとなった。さらにMMAキャリア10連勝中の隻腕ファイター=ニック・ニューウェルのWSOF2戦目に加え、ジョージ・カラキャニャンがWSOFにとって2階級目の王座となるフェザー級王座決定戦に出場。当初、UFC世界ライト級世界王者アンソニー・ペティス擁するルーファスポーツのリック・グレンと対戦するはずだったが、グレンの負傷で現在、対戦相手の候補が絞られている模様だ。
昨年11月の活動開始から、今年は3月、6月、8月から3カ月連続、そして次回バンクーバー大会と7度のイベント開催実績を重ねてきたことになる。岡見勇信とサインをしたことで日本でも注目を集めるWSOF、ジェシカ・アギラーと契約し女子マッチも2014年にスタートさせるなど、MMA界の第3勢力の座を確実に手にしつつある。
■WSOF07決定済み対戦カード
<ライトヘビー級/5分3R>
アンソニー・ジョンソン(米国)
マイク・カイル(米国)
<ミドル級T準決勝/5分3R>
ジェシー・テイラー(米国)
エルビス・ムタプチッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
<WSOFフェザー級王座決定戦/5分5R>
ジョージ・カラキャニャン(米国)
TBA
<ライト級/5分3R>
ニック・ニューウェル(米国)
サバウ・ファダイ(カナダ)
<ライトヘビー級/5分3R>
カリブ・スターン(カナダ)
ドゥエイン・ルイス(カナダ)
<ライト級/5分3R>
シャウン・アルブレヒト(カナダ)
ジョシュ・メーシャン(カナダ)
<ウェルター級/5分3R>
マイク・ヒル(カナダ)
ジョーダン・ニッペルバーグ(カナダ)