【UFN32】UFC初陣オーティズ、マリアをパンチで仕留める
<フライ級/5分3R>
ダスティン・オーティズ(米国)
Def.3R3分19秒 by TKO
ジョゼ・マリア(ブラジル)
いきなりスピニングバックフィストを見せたマリア。さらに後ろ回し蹴りを放っていく。オーソの構えから左ローを入れたマリアは直後にダブルレッグでテイクダウンを奪い、オーティズのバックにつく。胸を合わせたオーティズは細かいヒザを突き上げるが、後方にテイクダウンを許す。手首を取って、胸を合わせたオーティズが離れ際にアッパーを見せるが空振りに。オーソに構えたマリアは、やや息が荒くなっているか。
オーティズは右ストレートを打ち込み、組み合いのなかでヒザ蹴りを見せると、マリアの急所を直撃する。再開後、思い切り右ローを走らせるマリア。オーティズの右を受けると、テイクダウン狙いからバックに回ったマリアだが、オーティズが逆にケージに押し込み、手繰ってバックを奪取する。自ら横回転してバックマウントを狙ったオーティズが、マリアの反応に合せてトップを奪うなど、調子をあげてくる。残り40秒でテイクダウンを決めたオーティズ、マリアはギロチンで受け止めると、クローズドガードへ。そのまま絞めつけた状態で初回が終了した。
2R、初回と同様にスピニングバックフィスト、ローで攻めるマリアだが、エンジンが掛かったかオーティズは打撃戦に応じて左を伸ばす。右を打ち込んだマリアは、続く右フックでオーティズのバランスを崩させるも、オーティズのローが再び急所に。再開後、左ローを2発放ったマリアだが、右を受けて顔を下げる場面も。オーティズのテイクダウン狙いをマリアが受け止め、組んでのヒザ合戦となるが、距離を取り直す両者。
ローを受けても前に出るオーティズは、ニータップでバランスを崩させるも、直後にマリアがシングルレッグへ。スイッチで足を取ったオーティズ、体を捩じって距離を取ったマリアに右ストレートを打ち込み、ボディロックからテイクダウンに成功する。直後にサイドを取ったオーティズが左のエルボーを狙うと、そのワキをすくったマリアが立ち上がる。続くテイクダウン狙いをがぶったマリアはギロチンへ移行する。初回と同じく、ギロチンの態勢で2Rが終わった。
3R、打撃戦から組み合いになると両脇を差し、すくってテイクダウン&サイドマウントを取ったマリアはハーフから左右のパウンドを落す。一旦は足を戻したマリアだが、オーティズは足を越えてパスからマウントへ。ハーフに戻したマリアにパンチを連打したオーティズが再びマウントを取り、さらにパンチを集中させる。残り2分、ワキを潜らせないでバックに回ったオーティズはそのままパンチを続けると、マリアは反応がなくなりレフェリーが試合をストップ。オーティズがUFC初戦でTKO勝ちを手にした。