【PXC41】ピットピットンゲ、RNCでパク・ハンビンに一本負け
<バンタム級/5分3R>
パク・ハンビン(韓国)
Def.3R0分45秒 by RNC
クリサント・ピットピットンゲ(フィリピン)
5月に田中路教に敗れPXCバンタム級王座を失ったピットピットンゲの復帰戦。右ハイを見せたパク。これをよけたピットピットンゲが距離を詰めて左を伸ばす。力強い右ローを放ったピットピットンゲは、パクのハイを苦も無くかわし右ローから左ストレートは放っていく。勢いのある右オーバーハンドは空振りになるが、ピットピットンゲは首相撲に捉えられてもボディを連続で入れていく。さらにヒザ蹴りから、強烈な右ローを続けるピットピットンゲが、パクのテイクダウン狙いを防いで、逆にシングルからリフトアップを狙う。
ここはパクが防いだが、ピットピットンゲが首相撲からヒザを突き上げる。パクは飛びヒザをかわされるも着地直後に右ストレートを打ち込む。残り90秒、蹴り足をキャッチしてスラムするピットピットンゲは、組技には移行しない。左回りで間合いを取り直したピットピットンゲは右オーバーハンドにダブルレッグを合わされるも、ここでも防御に成功する、と、ピットピットンゲが思い切り右フックを打ち込み、組みに行ったところで初回が終了した。
2R、いきなり右ハイを繰り出したピットピットンゲは、左ジャブからウェービングし右を狙う。ピットピットンゲが左ストレートから右を伸ばすが、当たりが浅い。と、カカト落としを見せたピットピットンゲは、ローからボディストレートを打ち込む。パクのシングルレッグに対し、ケージを掴んでしまったピットピットンゲが、がぶって距離を取り直す。
パクの飛びヒザに組みついたピットピットンゲは、ギロチンを防ぐと距離を取り、右ローから右ストレート、アッパーを打ち込む。両者、右ハイを打ち合うとパクが距離を詰める。ピットピットンゲが押し返し、左ジャブをヒットさせる。ヒザを突き上げたパク、ピットピットンゲもフックを打ち込み、続くパクのヒザ蹴りからパンチの連打を完全に見切る。最後はパンチにシングルをピットピットンゲが合わせたところで、ラウンドが終了となった。
最終回、飛びヒザを決めたパクが、アッパー、フックの連打とラッシュを掛ける。ピットピットンゲは引き込むように倒れ、立ち上がるところでパクがバックを奪取。両足をフックされ、潰されたピットピットンゲはRNCで敢えなくタップ。パク・ハンビンが一躍、PXCバンタム級トップ集団入りを果たす逆転勝ちを果たした。