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【PXC41】日本人出場『無』も、日本人目線でも注目度『高』

2013.11.07

PXC41

【写真】アレ・カリ、クリサント・ピットピットンゲ、フランク・カマチョ×バン・テヒョン戦と注目度の高いPXC41 だ(C)MMAPLANET

9日(土・現地時間)、フィリピン・マニラのパシグ・シティで開催されるPXC41。昨年7月のグアム大会=PXC32以来、日本からの出場選手は見られない同大会だが、同プロモーションと契約しているファイターの今後と関連するカードが多く、要・注目のイベントといえる。

最注目の一人だったユージーン・トケーロが12月6日のOFCに出場することになったPXCフライ級戦線、王者アレ・カリは昨年11月のアーウィン・タグル戦以来2度目の王座防衛戦をハワイのルイス・スモルカと行う。破壊力十分のパンチをの持ち主だが、まだまだ粗さが目立つアレ・カリ、OFCネットワークのURCC王者ジェシー・ラフォルスを9月に破ったスモルカはよりMMAファイターとしての完成度が高い。この勝者にランバー・ソムデートM16が挑戦するというプランもあるだけに、日本のファンも見逃せないメインといえる。

セミは田中路教にバンタム級王座を明け渡したクリサント・ピットピットトンゲの復帰戦。当初はラッセル・ドーンとの対戦が予定されていたが、ドーンが欠場しパク・ハンビンと対戦することになっている。UFCへの足掛かりとしてPXCで戦う田中、この辺りで米国本土勢の参戦が欲しいところだ。

フェザー級王座を取り逃したマーク・ストリーグルは、LFCで一度勝利している豪州のイブ・タンと再起戦へ。10月のグアム大会でタクミを下したウィル・チョープに勝利したことがあるイブ・タンだが、打撃を全面に押し出すフィジカルファイターでないのでストリーグルとしては組みし易い相手か。結局、10月大会に続き今大会も欠場となった元UFCファイター、シェーン・ネルソン、前回の敗戦後の引退宣言を維持値撤回、今後の進路を模索中のタクミ、VTJで復活した矢地祐介ら、王者キム・ジャンヨンを巡って、ルースターが揃っているフェザー級戦線だ。

マッチアップとして純粋に興味深いのがライト級のフランク・カマチョとハン・スーファンことパン・テヒョンのライト級戦だ。王者ハリス・サルミエントが回転休養中のなか、8月に松本光史を破ったカマチョが、グラップラー相手でなくストライカー相手にどれだけ完成度の高いファイトを見せることができるか。

バン・テヒョンも退役後8月のTOP FCのファン・ジュドン戦での試運転は2RTKO勝ちを収めているだけに、再びトップグループを目指す上で、打撃に磨きを掛ける柔術家のカマチョ戦は試金石的なファイトとなる。ライト級で2連勝中の加藤忠治の今後にも関わってくる一戦だ。また、今大会の参戦が一度は決定したと伝わったかが、条件面が合わず実現しなかった中村K太郎の去就も含め、気になるライト級だ。

ストロー級一本でいくと思われていたPXC女子路線だが、今大会ではアトム級が組まれており、これはVV.Meiにとって朗報となろう。

■PXC41対戦カード

<PXCフライ級選手権試合/5分5R>
[王者]アレ・カリ(フィリピン)
[挑戦者]ルイス・スモルカ(米国)

<バンタム級/5分3R>
クリサント・ピットピットンゲ(フィリピン)
パク・ハンビン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
マーク・ストリーグル(フィリピン)
イブ・タン(豪州)

<女子アトム級/5分3R>
ジナ・イニオン(フィリピン)
ナサレイ・ヘイデル(フランス)

<ライト級/5分3R>
フランク・カマチョ(北マリアナ諸島/米国)
バン・テヒョン(韓国)

<バンタム級/5分3R>
トロイ・バンチャグ(フィリピン)
ジョニー・ペシーナ(米国)

<フライ級/5分3R>
エルネスト・モティーラJr(フィリピン)
ジネル・ラウサ(フィリピン)

<バンタム級/5分3R>
ハロルド・バナリオ(フィリピン)
ジョセフ・メルカド(フィリピン)

<バンタム級/5分3R>
シェーン・アルバレス(北マリアナ諸島/米国)
ロデル・オアシス(フィリピン)

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