【Strikeforce】SHO MMA、鉄人夫人の対戦相手決定
11日(土・現地時間)に全米第2のMMAプロモーションとして再スタートを切ったストライクフォース。6月6日(土・同)のビッグショー前となる5月15日(金・同)には、カリフォルニア州フレズノのセーブマート・センターで人材育成大会SHO MMA Strikeforce challengersが行われることは既報の通りだが、20日(月・同)に鉄人夫人キム・クートゥアーの対戦相手が発表された。
キムと対戦するのはミーシャ・テイト。MMA戦績5勝1敗で昨年7月にストライクフォース出場経験のある彼女は、デニス・ホールマンの指導を受けているグラップリング系のファイターだ。
ガードワークやポジショニングに定評のあるテイト。10代のころからレスリングに勤しみ、男子レスリングチームに混ざって腕を上げてきたキャリアの持ち主だ。
ただし、唯一の敗北はキャスリン・ヤング戦で喫したハイキックによるKO負けで、打撃に不安が残るのも確か。MMAキャリア2戦で、立ち技打撃と気の強さが最大の武器であることを見せてきたキムにとって、勝機と不安要素が並立する対戦相手といえるだろう。
「彼女がずっとレスリングをやってきたのに対し、私はたったの1年しかレスリングの練習をしていない。でも、その1年、私はあのランディ・クートゥアーにレスリングを習ってきたのよ」と強気のキム。打撃を指導するレイ・セフォー以外にも、キムの周囲には手本となるファイターが揃っている。キャリアが非常に短い彼女だけに、半年前とは全く違った姿を見せることも考えられる――。
既報の通り、同大会のメインではエバンゲリスタ・サイボーグ×マイク・アイナ戦が行われ、アーロン・ロサ×アントニー・ルイスのライトヘビー級戦も追加発表された。
またストライクフォースCEOのスコット・コーカーは、来週に欧州を訪問する予定で、そこで複数のゴールデン・グローリー勢との契約が結ばれるという話だ。