【TUF23】フックを振り回し、ガスアウトとなったブルーノからメイナードがフェザー級初勝利
<フェザー級/5分3R>
グレイ・メイナード(米国)
Def.30-27.30-27.30-27
フェルナンド・ブルーノ(ブラジル)
かつてのライト級タイトルコンテンダーのメイナードも現在は4連敗中、フェザー級に階級を落としてリスタートを図る。左右の細かいフックでラッシュをかけたブルーノ。メイナードもパンチで応えると、フックを受けて動きが止まるシーンも。それでも殴り合いが続けると、組み合いのなかで投げを受けながら小手を決めたメイナードが上を取る。
スクランブルから試合がスタンドに戻ると、メイナードはダーティーボクシング、さらにヒザを繰り出す。ブルーノは組み合いのなかで右フックを入れ、さらに左フックをヒットさせる。右ストレートから組み付いたメイナードは離れて左右のフック。ブルーノもノーガードでフックを振り回す。
前に出てきたメイナードに左ボディフックをブルーノが決める。メイナードは右アッパー、組んでいくがブルーノのテイクダウン防御力が高い。体を入れ替えたブルーノは足払いでテイクダウンを奪うとバックに回り、後方からパンチを入れる。胸を合わせたメイナードはケージに押し込まれた状態で初回を戦い終えることとなった。
2R、ダメージ&スタミナが心配な両者。特にブルーノの疲れが目立つ。それでも体の軸が乱しながら左右のフックを振るうブルーノに、メイナードが右を入れる。と、ブルーノはシングルレッグでテイクダウンへ。ギロチンからアームドラッグでバックを窺うメイナードに対し、ブルーノがガードを取る。上体を起こして足を取りに行ったブルーノのバックを制し、正対にもがぶりからギロチンを仕掛けたメイナード。首を抜かれるまえに立ちあがりバックを取る。ブルーノは立ち上がって胸を合わせると払い腰を狙う。
これを防いだメイナードが離れると、組んで右腕を差してバックへ。ブルーノの体力の消耗が目立つ。ハイクロッチに切り替えたメイナード、ここでブルーノはキムラ狙いで引き込む。腕を抜いたメイナードがパンチを入れてバックを取り直す。
ブルーノが胸を合わせてきたところで小外掛けを決めたメイナードは、立ち上がろうとしたブルーノにバックコントロール。ラウンドが終了しても、なかなかブルーノは立ち上がることができず、セコンドのデデ・ペデネイラスが怒鳴ってコーナーに連れ戻した。
最終回、右の相打ちでバランスを崩しそうにブルーノが、またもスラッピーなパンチで前に出る。テイクダウンを狙ったブルーノだが、すかされるとバランスを崩し転がるようにガードを取る。潜れなかったブルーノは左のパウンドを落とされ、バックに回られそうになる。ここでガードでなく、背中を預ける選択をしたブルーノはメイナードの腕を巻き込んでリバーサルを狙う。この動きを泳がせたメイナードのバックコントロールが続き、後方からヒザを突き上げる。
背中を取られたまま立ち上がったブルーノはギロチンを仕掛けてグラウンドへ。メイナードは亀になり絞めから逃れる。ブルーノはそそままダブルレッグを仕掛けていくが、これを切られるとパンチを空振りしてマットに崩れてしまいタイムアップに。
2R途中から動けなくなったブルーノから、メイナードは判定を勝ち取りフェザー級初勝利を挙げた。