【PXC40】VV.Mei 「派手に動いて、印象に残る試合をしたい」
【写真】計量後、パトリシア・ヴィドニックとフェイス・オフ (C)MMAPLANET
26日(金・現地時間)にグアムのUOGフィールドハウスで開催されるPXC40。今年に入り女子MMAにも力を入れている同プロモーションだが、今大会も日本からVV.Meiが出場する。
対戦相手のパトリシア・ヴィドニックとともに115ポンドで契約を終え、一息ついた直後のVV.MeiにPXC初出場について訊いた。
──計量を終えて、現時点での体調はいかがですか。
「一昨日の夕方にグアムに来られたので、昨日1日でかなり疲れとかは取れました。だいぶ、良い感じです」
──こちらでも汗は流していたのでしょうか。
「ハイ、最初はMMAのジムを用意してくれていたみたいなんですけど、私は8時過ぎから体を動かしたくて、そのようにプロモーションに伝えると、そのジムが8時で閉まってしまうそうで……。だからパラダイスフィットネス・クラブというところを紹介してもらったのですが、マットスペースがなかったので板の間で少し打ち込みをやりました(笑)。でも、体調的には良すぎることもなく、悪くもなくいつも通りだから、良いと思います」
──MMAだけでなく、シュートボクシングも出場していますが、VV.Mei選手としては主軸を置いているのは、どちらになるでしょうか。
「総合格闘家なのでMMAをメインに活動していますが、機会があればシュートボクシングにもどんどん出ていきたいと思っています」
──練習環境的にはどのような状況にありますか。
「SBにも加盟しているRIKI GYMをメインに練習させてもらっています。SBの若い選手も多くて打撃を教わっています。MMAは藤野恵美選手と主にやっていて、寝技はクルービ・デ柔術、和道稔之さんの道場に通っています」
──和道さんは話し方とかは冒頓としているのですが、練習は凄く厳しくないですか。
「厳しいです(笑)。スタイルもノンストップで動き続ける感じで。ピュアなグレイシー柔術系だとバタバタするなって言われるんですけど、和道さんのところは常に動いているレオジーニョ流の柔術なんです。一般の生徒さんが、あれだけ動き続けるのは凄いです。和道さんからはMMAの組技に関しても、アドバイスをしてもらっています」
【写真】ウェイトトレーニングの効果、肩回りや上腕二頭筋などしっかりと筋肉がついてきた(C)MMAPLANET
──今回はケージでの試合になります。女子金網ケージ大会のヴァルキリーで王者になり、VTJでも藤井恵選手と対戦し、国内でケージを経験済みですね。
「特に金網しかないっていう考えではなかったですけど、ヴァルキリーで金網でやっていくってなったときは、ケージを使った動きを自分でも考えていました。この試合のためにケージを意識して練習してきたのですが、金網の方が動きやすいですね」
──対戦相手パトリシア・ヴィドニックの印象を教えていただけますか。
「映像を見る限り、寝技が得意なファイターですね。テイクダウンも狙うのですが、下からも攻めます。ガードに相手を入れて、固めていくところもあります。その固める力が強そうです。今日のルールミーティングでは、動かないとブレイクになるようなので、そこは私には有難いです。ジェシカ・アギラーにスプリットで負けた試合は、テイクダウンされてもガードを固めて、下からのエルボーで一票取っているんです。あの試合はブレイクがなかったので、私があの状況に陥ると、ブレイクが掛かるのは助かります。ただ、打撃で戦いたいですね。その部分は負けないようにしたいです」
──115ポンドという体重は、VV.Mei選手にとって減量は必要になるのですか。
「減量はします。ただ、今回は最初50キロ契約だったのが、ヴィドニック選手が体重を落せそうにないということで115ポンド、52キロになったんです。50キロに合せていたので、減量は楽でした」
──UFCでバンタム級、それ以外でもInvictaFCなど以前に増して女子MMAが北米では注目されていますが、その辺りは意識されていますか。
「日本の女子格はある程度続いて定着していると思います。ただ、盛り上がりという点でみると海外の方があるので、その機会があれば狙いたいです。国内もジュエルスがDEEPジュエルスになったので、DEEPのケージ大会にも女子が出られるチャンスは増えてくるとは思うのですが……。それでも毎試合がケージになるわけではないので、男子も含めケージの大会が増えていかないと、リングの試合とケージの試合は別モノなので。PXCは向こうでも注目されているようなので、派手な動きをして印象に残る試合をしたいです」
■ PXC40 対戦カード
<PXCバンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]田中路教(日本)
[挑戦者]カイル・アグオン(グアム/米国)
<女子ストロー級/5分3R>
VV Mei(日本)
パトリシア・ヴィドニック(米国)
<フェザー級/5分3R>
カイル・レイジェス(グアム/米国)
キム・テギュン(韓国)
<フェザー級/5分3R>
タクミ(日本)
ウィル・チョープ(フィリピン)
<バンタム級/5分3R>
トレヴィン・ジョーンズ(グアム/米国)
アルヴィン・カクダック(米国)
<ライト級/5分3R>
加藤忠治(日本)
タイロン・ジョーンズ(グアム/米国)
<フライ級/5分3R>
ジョシュ・ドゥエナス(北マリアナ諸島/米国)
マクレーン・アルフレッド(グアム/米国)
<バンタム級/5分3R>
ジェイ・タイロン(グアム/米国)
ロマン・アルバレス(グアム/米国)