【Master&Senior】元世界王者がマスター&シニアを席巻
5-6日(土/日・現地時間)、カリフォルニア州ロングビーチにあるカリフォルニア州立大学体育館(通称「ピラミッド」)にて、IBJJF主催の2013 マスター&シニア世界選手権が開催され、元世界王者勢を中心として、生涯柔術に励む多くの選手たちが参加した。
特に豪華な顔合わせとなったのは、黒帯シニア1の無差別級。ここでは、この日スーパーヘビー級を制したサウロ・ヒベイロ(ヒベイロ)、同級準優勝のホベルト・ゴドイ(ゴドイ)、ヘビー級3位のファビオ・レオポルド(グレイシー・エリートチーム)、ミディアムヘビー級3位のエドゥアウド・テレス(ブラザ)という4人のビッグネームがベスト4に勢揃いした。元世界王者対決となった決勝戦では、サウロがレオポルドのガードをパスして3-0で勝利し、2階級制覇を成し遂げた。
上記4人の他にも、カシオ・ヴェルネック(カシオ・ヴェルネック柔術/シニア1ミドル級準優勝)、エリック・ヴァンダレイ(バッハ/シニア1ヘビー級優勝)、パラゴン総師のフランジーニャことヒカルド・ミラー(パラゴン/シニア2スーパーヘビー級優勝)、メガトンことウェリントン・ディアス(ウマイタ/シニア3フェザー級優勝)等、大物たちが活躍し健在ぶりを示したのは、オールドファンには嬉しい限り。また、日本のMMAファンにもおなじみのババルことヘナート・ソブラル(ババルズ・アイアン・ジム)も、シニア1のウルトラヘビー級で3位入賞を果たしている。
またこの大会には、日本柔術界からも多くのベテラン選手が参加し、活躍を見せた。特筆すべきは黒帯の部で多くの入賞者が出たことだ。正田昭治(ストライプルオハナ)はワンマッチ決勝を制してシニア2ガロ級で優勝。金古一朗(ポゴナ・クラブジム)とエジソン籠原(オーバーリミットBJJ)の二人は、それぞれシニア1ライトフェザー級、シニア2フェザー級で準優勝した。
さらにヨースキ・イトー(インパクトBJJ/マスターライト級)、桑原幸一(グラスコ柔術/シニア1ミドル級)、大原道広(ポゴナ・クラブジム/シニア2黒帯フェザー級)、(トライフォース/シニア2黒帯ミドル級)、上山直也(トライフォース/シニア2黒帯ミドル級)、白井秀幸(AXIS/シニア3ミドル&無差別級)、新川武志(吹田柔術/シニア3ヘビー級)がそれぞれ3位に入賞。香港から参戦した荒牧誠(香港柔術)も、マスター黒帯フェザー級で3位に入賞を果たしている。
■2013 マスター&シニア世界選手権・黒帯の部、主な結果
<マスターの部>
【ルースター級】
優勝 ファビオ・パッソス(アリアンシ)
準優勝 マルセロ・ペレイラ(ノヴァウニオン)
【ライトフェザー級】
優勝 ダニエル・ベレーザ(SASチームUSA)
準優勝 マルセル・サッソ(フラテリ・レタリ柔術)
【フェザー級】
優勝 デニウソン・ピメンタ(GFチーム)
準優勝 アンドレ・マルケス(ノヴァウニオン)
【ライト級】
優勝 マルコス・トレグローザ(Yemaso)
準優勝 テオドール・カナル(GFチーム)
【ミドル級】
優勝 ハファエル・バルボーザ(ソウルファイターズ)
準優勝 アドリアーノ・フェレイラ(バルボーザ)
【ミディアムヘビー級】
優勝 ホドリゴ・ブレヴェス(ウマイタ)
準優勝 ディエゴ・ノゲイラ(BTT)
【ヘビー級】
優勝 フラービオ・アウベス(バッハ)
準優勝 ホベルト・カマーゴ(バッハ)
【スーパーヘビー級】
優勝 ブルーノ・バストス(ノヴァウニオン)
準優勝 ファビオ・メディロス(バッハ)
【ウルトラヘビー級】
優勝 マーシオ・コウレタ(ウィナーJJ)
準優勝 ジェームズ・フォスター(ロータスクラブ)
【無差別級】
優勝 ヒカルド・バストス(ノヴァウニオン)
準優勝 ホベルト・カマーゴ(バッハ)
<シニア1>
【無差別級】
優勝 サウロ・ヒベイロ(ヒベイロ)
準優勝 ファビオ・レオポルド(グレイシー・エリートチーム)
3位 エドゥアウド・テレス(ブラザ)
3位 ホベルト・ゴドイ(ゴドイ)