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【UFN29】カブラルが文句なしのフルマーク判定勝ち

<ウェルター級/5分3R>
ヤン・カブラル(ブラジル)
Def.3-0: 30-27, 30-27, 30-27
デビッド・ミッチェル(米国)

右ローからパンチを振るって前に出るミッチェル。カブラルは頭を上下に動かしてローから左ジャブ、組みつくとそのままバックに回り込む。寝技に持ち込んだカブラルは、バックマウントへ。ブリッジから立ち上がろうとしたミッチェルを潰しマウントへ。ミッチェルはパンチを受けながら、腰を押してヒールを見せるも、体を反転させて足を引き抜いたカブラルが、バックから再びバックマウントへ。

ここでもミッチェルは巧みなエスケープを見せたが、立ち上がるまでには至らない。パスガードに成功したカブラルは、背中を見せて立ち上がったミッチェルのシングルにテイクダウンを仕掛けられる。キムラロックでディフェンスするカブラルが距離を取り直す。ミッチェルのスピニングバックフィストに対し、再度組みついたカブラルがバックへ。ミッチェルも懸命に胸を合わせ、がぶったところで初回が終了した。

2R、左ジャブから右フックを振るって前に出てくるミッチェルにカブラルの右がヒットしてダウンを奪う。そのままバックに回り寝技に持ち込んだカブラル、ミッチェルはヒールからアンクルを仕掛けるが、パンチを受けてパスを許しそうになる。トップをキープしたカブラルは、強引に肩固めを狙うがこれは極まらない。それでもパスからサイドについたカブラルは、ここでもミッチェルのバックへ。キムラを掛けながら立ち上がるミッチェル。高い防御能力を見せるミッチェルがキムラのまま後方に崩し、バックを狙うもカブラルは腕を解いてトップに。パスから肩固めをカブラルが仕掛けるが、ミッチェルはラバーガードからオモプラッタへ。簡単に腕を抜いたカブラルのパス狙いからバックという展開が続く。一度は起き上がったミッチェルを後方に倒したカブラル。ミッチェルはここでも巧みに背中を見せて立ち上がる。バックをホールドし続けるカブラルは、2Rも攻勢だったが仕留めきれないという印象も残した。

最終回、組みついたミッチェルがケージにカブラルを押し込む。両者が距離を取り直すと、カブラルはダブルでスッとテイクダウンを奪う。ミッチェルのラバーガードを潰したカブラルはパウンドを落とす。足を畳んでパス狙いからパウンド。足を払ってパス、即マウントに入ったカブラルがエルボーを落す。足を戻すミッチェル、背中を譲ってバックマウントを許すが、腰を押してブリッジで対抗する。

ミッチェルの動きに合わせて、ポジションのキープを続けるカブラルは、ミッチェルの三角絞めを防ぐと、再びマウントとバック狙いから肩固めへ。残り30秒、懸命に一本を狙うカブラルだが、ミッチェルはここでも体を起こしてバックを伺うように肩固めを防ぐ。結局、反撃に移ることはできないが、一本を許さない鉄壁の防御を見せたミッチェルを崩し切れなかったカブラルだが、文句なしの判定勝ちを収めた。

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